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【BFC54】北米ライト級非ズッファ最強アルバレス、防衛戦

BFC54
【写真】実績でいえばエディ・アルバレスに遠く及ばないマイケル・チャンドラーだが、レスリングベースで強くなるためのレールに乗って成長した世代の実力は侮りがたい(C) KEITH MILLS

28 日(木・現地時間)にベラトールFCが、10月15日(土・同)にニュージャージー州アトランティックシティのボードウォーク・ホールでBFC54を開催、メインはBFC世界ライト級選手権試合エディ・アルバレス×マイケル・チャンドラー戦を行うことを発表した。

アルバレスはベラトールFCシーズン1ライト級ウィナーで、その後、シーズン2ウィナーのパット・カーランの挑戦を退け、スペシャルマッチではジョシュ・ニアー、ロジャー・フエルタを下すなど、BFCの顔として活躍している。9月3日にシンガポールで旗揚げするONE Fighting Championshipに出場し、日本人と対戦するという話も密かに進められていたが、結局、日本人ファイター同様に合意に至らなかったようだ。

ストライクフォースがズッファに買収されたことで、非ズッファ・ファイターとして最上位に位置するアルバレスは、キャリア9戦目のチャレンジャーに対し絶対の自信を見せている。


「ホームタウンの近くで、こんな大きな舞台に立てることは素晴らしい。僕は米国では一度も負けていない。もちろん、次の試合でもその予定が変わることはない。これだけ十分な準備期間をもって試合に挑むことはなかった。みんな10月15日には、それを確認することになるよ」と語る王者。

一方、チャレンジャーのチャンドラーは「エディは絶対的なワールドクラスのライト級ファイターだ。ただし、彼の試合をたくさん見たけど、僕のような速いファイターとは戦っていない。彼を捉えて、僕がケージでどれだけ動けるかを見せつける。まだ準備期間があり、これ以上ない体調で10月15日を迎えることができる」と、コメントしている。

アルバレス自身もチャンドラーの速さ、そのペースについては認めており、レスリング主体の攻撃を受け止めるのか、最近の傾向にもあるようにかわしていくのか。いずれにせよ、ベラトールFCという舞台で、トーナメントウィナーと防衛戦を続ける限り、アルバレスには完全防衛が求められる。

そして、そんな彼を倒すファイターが現れることで、BFCライト級は新しい時代を迎えることになるのだが、チャンドラーがその役目を果たすことができるのか。2003年4月にはUFC41が行われ1万3000人以上のファンが集まった大箱=ボードウォーク・ホールにおいて、レスリング力で上回るチャンドラーとの防衛戦。アルバレスにとって過去のベラトールの試合と比較すると、最もタフな試合になることが予想される。

■BFC54 発表済み対戦決定カード

<BFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]エディ・アルバレス(米国)
[挑戦者]マイケル・チャンドラー(米国)

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