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【SUPER RIZIN05】勇往邁進&一意専心=ナターシャ・クジュティナ「国の威信が懸かった状況で戦ってきた」

【写真】ここまでわき目を振らず試合に集中できるのは、絶対的に強さに通じるだろう (C)MMAPLANET

10日(木)、大阪市西区の京セラドーム大阪で開催される超RIZIN05でナターシャ・クジュティナがRENAと対戦する。
Text by Manabu Takashima

リオ五輪女子柔道銅メダリスト、世界選手権では4度の銅と銀メダルを獲得している元LFA暫定女子ストロー級王者は、4月にRIZIN初陣を戦い浜崎朱加を1R腕十字で下した。

女帝・伊澤星花に待望のライバル誕生と思われたが、直後に伊澤は妊娠を報告しタイトルを返上した。RIZINはクジュティナを含め8人のファイターを選抜し、4試合の結果&試合内容を評価した2選手をセレクト、大晦日に王座決定戦を組むという方針を打ち出した。

その一環としてクジュティナは、京セラドームでRENAと戦う。伊澤の王座返上、超RIZINという大舞台、タイトル決定フォーマット――その全てに対して、クジュティナは心を捉われることなく、リングの上で勝利を手にすることにひたすら邁進していた。


女子チャンピオンが妊娠をして、試合に出られなくなることは十分に起こりえること。だから、何も慌てることはなかった

――2週間後にRENA選手と大阪、京セラドームで対戦します(※取材は8月28日に行われた)。今、どのような気持ちでしょうか。

「とにかく日本に戻って、RIZINで戦えることが嬉しい。日本のことが大好きだから、日本で試合をすることも大好きなの。日本で戦うことが楽しみでならないわ」

――今回のショーは、ドーム球場が舞台というビッグショーです。このことについて、どう思っていますか。

「まず大阪に行ったことがないから、RIZINが大阪で行われるSUPER RIZINというグレート・ショーで戦うチャンスをくれたことが凄くハッピーね。リングで戦ったこともないから、それも楽しみで。ベースボール・スタジアムに大勢のファンがやってくるのも、圧巻でしょうね。

ただ、戦う身となれば野球場だろうが、小さな会場で戦おうが気にしない。リングもケージも関係ない。会場に行って、戦うだけだから。いえば対戦相手も関係ない。柔道が強いのか、打撃を得意にしているのかも」

――4万人のファンの前で戦う方が、2000人のファンの前で戦うより気合が入るのではないかと思っていたのですが……。

「私は柔道家時代から、国の威信が懸かった凄まじい状況で戦ってきた。だから観客の数がどれだけ多かろうが、気にならない。そして、そのファンが私を応援しているのか、私を嫌っているのかも気にしない。リングやケージに上がって、目の前の1人の人間に集中して戦うだけだから」

――なるほどです。今回がRIZINで2戦目。4月の福岡大会では、元スーパーアトム級王者の浜崎朱加選手を腕十字で下しました。自身のパフォーマンスは満足していますか。

「私は次の試合に集中している。そして、前回の試合に勝ってRIZINにチャンピオンと戦わせてほしいと伝えた。そうやって伝えることができたのは、ハッピーだったわ。だからこそ、今回も素晴らしい相手と戦えることになったから」

――誰もがナターシャが次のタイトル・チャレンジャーになったと思っていたかと。ただし、その直後にチャンピオンは妊娠をしたことで、タイトルを返上すると公言しました。

「私が言えることは……そうね、私はRIZINのチャンピオンを目指している。だからRIZINと契約した。女子チャンピオンが妊娠をして、試合に出られなくなることは十分に起こりえること。だから、何も慌てることはなかった。私はただ、戦い続けるだけよ。彼女がカムバックするまで、待てるから(笑)。全く問題ないわ。

それにRENAは#01コンテンダーだし。この試合で勝てば、年内か遅くても来年にはRIZINのチャンピオンになれる。そのためにあと、何試合が必要か分からない。確かなことは、私は勝ち続けてチャンピオンになるということ。タイトル挑戦までにあと1試合、あるいは2試合で勝利しないといけないかもしれない。それでも全く構わない。いつ、どこで、誰とでも戦う」

他の選手のことを気にしてもしょうがない。私が見せるべきファイトは、少しでも早くフィニッシュすること

――RIZINはトーナメントでなく8人の選手を争わせて、大晦日に王座決定戦を戦う選手を2人セレクトするという方法論を用いることになりました。このフォーマットに関して、どのような想いでいますか。

「色々なファンがいて、色々なショーの見せ方があると思う。でも、私の仕事は戦うこと。試合前、試合後に大口を叩くことじゃなく、自分のベストパフォーマンスを大阪で見せることだから」

――とは言え、ここまで2試合はパク・シウが判定勝ちを収め、大島沙緒里選手はヒザ十字で一本勝ちしています。他の選手のパフォーマンスも気にしないといけなくないでしょうか。

「他の選手のことを気にしてもしょうがない。私が見せるべきファイトは、少しでも早くフィニッシュすること。そうすれば良いだけ。今はRENAとの試合が決まっている。だから他の選手は関係ない。ここで勝って、次に相手が用意されれば、その選手のことを考える。それまで、他のガールズがどんな試合をしようが、別に気にならない。他のファイターの事を気にするようなことは、私は一切ない。そんな暇があれば、練習するわ。自分でコントロールできないことを気にしてもしょうがない」

――では、RENA選手のことをしっかりと見てきたと思います。印象を教えてください。

「RENAは強い。神の恵みがあるファイターね。でも、私の方が強い。私は彼女のように打撃を使えない。でも、彼女の柔道は私の足元にも及ばない。学んできたことが違うストライカーと柔道家の対決だけど、私の方が力があり、スピードもある。私のファイトになるわ」

10キロ、15キロ大きな選手と毎日スパーリングをして、皆にボコられてきた(笑)

――ではケージでなくリングで戦うことで、何かアジャストはしてきましたか。

「ノー。全く問題ない。私は毎日ATTで練習をしている。ケージでなく、マットの上で。ケージ、リング、マット、そんなのは戦いのなかの一つの要素でしかないわ(笑)」

――RENA選手はストライカーなので、90度コーナーのあるリングの方が戦いやすいのではないでしょうか。

「私はリングの中央で戦う。それが私にとって、ごくごく普通のことで。私は柔道家よ、柔道にはケージもロープもなかった。場外になるから、中央で戦ってきた。そして柔道場も四角だったから(笑)。RENAが打撃の圧で、私が下がることはない。彼女の打撃は私には通じない。

ATTではガールズとだけ練習しているわけじゃない。男の選手とも練習して、彼らのキックやパンチがどれだけハードか。そして、練習相手の全員が私より大きい(笑)。4キロ、10キロ、15キロ大きな選手と毎日スパーリングをして、私は皆を投げてきた。そして、皆にボコられてきた(笑)。大きくて、強いファイターと練習を積んできたわ。

もう準備はできている。例えRENAが欠場して、突然代役の選手と戦うことになっても問題ない。誰が相手でも、東京でも大阪でも戦う。力強いファイト、バチバチの勝負を皆に見てもらう」

■視聴方法(予定)
9月10日(木)
午後3時~ ABEMA、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

■SUPER RIZIN05対戦カード

<RIZIN&PFLフェザー級選手権試合/5分3R>
[RIZIN王者]ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)
AJ・マッキーJr(米国)

<ライト級/5分3R>
朝倉未来(日本)
青木真也(日本)

<フェザー級/5分3R>
カルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)
平本蓮(日本)

<ライト級/5分3R>
ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)
野村駿太(日本)

<フェザー級/5分3R>
斎藤裕(日本)
YA-MAN(日本)

<フェザー級/5分3R>
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)
高木凌(日本)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
RENA(日本)
ナターシャ・クジュティナ(ロシア)

<キック71キロ契約/3分3R>
ブラックパンサー・ベイノア(米国)
宇佐美秀メイソン(日本)

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