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【UFN287】非UFCライト級最強?! パルナスがデビュー。本戦内コンテンダーS ??=フライ級も注目

【写真】パリ大会ということもあるが、破格のデビュー戦を戦うこととなったパルナス(C)Zuffa/UFC

5日(土・現地時間)、フランスはパリにあるアコー・アリーナでUFN287「Hooker vs Parnasse」が開催され、4日(金・同)に計量が行われている。
Text by Manabu Takashima

1年振りのパリ大会、メインでここ数週間「UFC以外のライト級でトップ」と中継内でプッシュされてきたサラディーヌ・パルナスがついにUFCデビューを母国で迎える。

カリブ諸島に浮かぶフランスの海外県グアドループ出身の父とモロッコ人の母を持つサラディーヌは、ポーランドのKSWで4人目となる二階級同時タイトルホルダーとなったファイターで、フェザー級とライト級で東欧最大のショーを無双してきた。今年の5月にはMVP MMAで戦い、UFCに転じることとなった。


18年前、11歳のときにMMAを始めたパルナスだが、当時フランス政府はMMAを認めておらず、アマからプロ初期にかけてパウンド禁止の100% Fightでキャリアを積んだ。

2017年から8年間に及び、活動拠点としてKSWも彼が契約した当初はスクランブルMMA全盛と向かっていた北米MMAシーンと比較して、ベタッと背中をつけて寝技を戦う選手が多い環境にあり、パウンド有りでも極めの感覚を養えた。

当然、スクランブル&ボクシングというMMAの波はKSWにも訪れ、RNCでフィニッシュを連発していたパルナスも、打撃が洗練され打ち勝つファイトを続けるように。

フェザー級王座獲得に続き、ライト級でも頂点に立ったKSWを離れた昨年10月にはプロボクシングも経験し、元EBUスーパーライト級王者フランク・プティジャンと6回戦で対戦し、2RでKO勝ちを収めている。

上記にあるようにMVP MMAを経て、今年の7月――まさに満を持してUFCと契約を果たした。その初陣の母国大会のメインで迎えるパルナスが相対するのは、オクタゴン戦績14勝10敗の歴戦の強者ダン・フッカーだ。

アルマン・ツァルキャン、ベノワ・サンドニに連敗中の36歳のベテランは近頃「40歳まで引退はしない」と現役続行を宣言し、非UFC最強ファイターを相手にオクタゴンの門番として立ち塞がる。

ランク12位のフッカーに対し、パルナスがKSWやMVPで見せていたパフォーマンスを再現できるようなら、一気にタイトル戦線に割り込む可能性も出てくる。

(C)Zuffa/UFC

コメインはライト級=フェレス・ジアムとアクセル・ソラというフランス対決を筆頭に、パルナスも含め6人のフランス人ファイターが出場する今大会。MMAPLANET的には第4試合のフライ級マッチで、スペインのファビア・シンテスと戦うミカイル・アルジャホーシに注目したい。

シリア内戦で壊滅的なダメージを受けたアレッポ出身で、11歳の時にその世代のカンフー・アラブ圏王者になっている。その後、アレッポの街は狙撃兵が溢れ、ナパーム弾がついた石油缶をヘリコプターから落下させられるという地獄絵図のような状況に陥っていく。

彼の一家は国を出る決断をし、レバノンへ向かう。その道中にISISに足止めを食い「兵士になるか、死を選ぶか」という選択を16歳のアルジャホーシは強いられる。要は金銭を要求する強盗行為だったわけだが、このような経験をして彼らはフランスに辿り着く。

フランス語を学び、柔道を始めたアルジャホーシは勉学と格闘技に励み、MMAファイターへの道を進む。100% Fightでフライ級王者となり、7勝2敗でグローバル・プロモーション=BRAVE CFと契約。その初戦、その後UFCファイターとなるカザフスタンのアザット・マスクンに敗れるが、6連勝& HEXAGONE MMAフライ級王座を獲得してUFCと契約を果たした。

デビュー戦の相手はWOWフライ級王者シンテスと戦う。フランスとスペインのドメスティック・メジャー王者対決――UFC本戦内コンテンダーシリーズのようなファイトで、欧州フライ級の今を確認したい。

■視聴方法(予定)
9月6日(日・日本時間)
午前1時~UFC Fight Pass
午前0時45分~ U-NEXT


■UFN287 対戦カード

<ライト級/5分5R>
ダン・フッカー: 155ポンド(70.31キロ)
サラディーヌ・パルナス: 155ポンド(70.31キロ)

<ライト級/5分3R>
フェレス・ジアム: 155ポンド(70.31キロ)
アクセル・ソラ: 155ポンド(70.31キロ)

<ミドル級/5分3R>
マイケル・ペイジ: 185ポンド(83.91キロ)
ヌルスルタン・ルジボエフ: 186ポンド(84.37キロ)

<ウェルター級/5分3R>
プナヘラ・ソリアーノ: 170ポンド(77.11キロ)
ダニイル・ドンチェンコ: 170ポンド(77.11キロ)

<フェザー級/5分3R>
カーティス・キャンベル: 146ポンド(66.22キロ)
トレヴァー・ピーク: 146ポンド(66.22キロ)

<フェザー級/5分3R>
ロゼン・ケイタ: 146ポンド(66.22キロ)
ムハメド・ナイモフ: 145ポンド(65.77キロ)

<フェザー級/5分3R>
モーガン・シャリエール: 145ポンド(65.77キロ)
フィリッピ・リマ: 146ポンド(66.22キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マリオ・ピント: 252ポンド(114.3キロ)
ライアン・スパン: 255ポンド(115.66キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ウマル・シ: 206ポンド(93.44キロ)
モデスタス・ブカウスカス: 205ポンド(92.99キロ)

<フェザー級/5分3R>
ナサニエル・ウッド: 146ポンド(66.22キロ)
パヴェル・アンドロスカ: 146ポンド(66.22キロ)

<フライ級/5分3R>
ファビア・シンテス: 126ポンド(57.15キロ)
ミカイル・アルジャホーシ: 126ポンド(57.15キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ノハ・コホノール: 136ポンド(61.69キロ)
クラウディア・セグーワ: 136ポンド(61.69キロ)

<ミドル級/5分3R>
ルイス・フィリッピ・ジアス: 185ポンド(83.91キロ)
マチュー・デュクロ: 185ポンド(83.91キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
デルフィーヌ・ブヌエシュ: 115ポンド(52.16キロ)
ソフィア・モンテネグロ: 115ポンド(52.16キロ)

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