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【RIZIN54】11カ月振りの再起戦=伊藤裕樹戦へ、アリベク・ガジャマトフ「打撃とは何かを伊藤に教える」

【写真】来日翌日、計量2日前。少し、体重が残っていそうなアリベクだった (C)MMAPLANET

明日11日(火・祝)に東京都江東区のTOYOTA ARENA TOKYOでRIZIN54が開催される。同大会でアリベク・ガジャマトフが伊藤裕樹と対戦する。
Text by Manabu Takashima

フライ級のヤングブラッドでありながら、トッププロスペクトの1人であるガジャマトフは2024年11月、キャリア5戦目でRIZINに初来日を果たすと、圧倒的な殺傷能力を見せつけフライ級GP出場権を得た。1回戦で征矢貴に打撃だけでなく、組み力があることも印象付けるKO勝ちを収めるガジャマトフだが、昨年9月の準決勝で扇久保博正にキャリア初黒星を喫した。

11カ月振りとなるRIZIN参戦。この間に長年苦しめられてたヘルニアの手術を行い、過去最高の状態で来日を果たしたガジャマトフに伊藤戦について話を訊いた。


ヘルニアはもう4、5年前にしたもので。それ以来、全ての試合……だけでなく練習もそうだし、減量でも問題になっていた

――今回は来日してからのインタビューとなりました。いつ、日本に到着したのでしょうか(※取材は8日に行われた)。

「昨日だよ。RIZINがマハチカラからウズベキスタンのタシケント経由で、東京に来ることができる凄くスムーズなフライトを用意してくれたから、移動は楽だったよ。日本で戦うことは、いつだって最高で。あとは試合の日を待つだけだ」

――猛暑の東京ですが、この暑さに驚くことはなかったですか。

「そんなに暑いとは思わない。ダゲスタンの夏と変わらないから、何も問題じゃないよ」

――ダゲスタンの夏も、こんなに厳しいのですね。ところで自信を持って挑んだフライ級GPでしたが、準決勝で扇久保博正に敗れました。あの敗北をどのように捉えていますか。

「もちろんMMAで初めて経験した敗北で、精神的にも厳しかった。ただ対戦相手はオウギクボという優れたファイターで、彼は結果的にGPでも優勝している。あの夜は彼が僕より少し良かった。そして結果が変わってくる。それがMMAというスポーツだ。とにかく、もっと技術力を向上させることが必要だと感じたよ」

――あの敗北から11カ月間、ブランクが空きました。これだけ試合間隔が空いたのは、しっかりと技術力を上げる準備期間にしてきたということでしょうか。

「すぐにそうしたかったけど、実は12月にヘルニアの手術をしたんだ。そこから練習を再開したのが、4月の終わりだった。この間は、本当に厳しい時間だった。今も減量というハードな現実に向き合っているけど、もう復活の準備はできている」

――扇久保選手と戦った時は、既にヘルニアで痛みがあったということですか。

「ヘルニアはもう4、5年前にしたもので。それ以来、全ての試合……だけでなく練習もそうだし、減量でも問題になっていた。もちろん、試合中もヘルニアは僕の悩みの種だったんだ。でも手術をして、ボディは完璧になったよ」

――そんな不調を抱えていたとは、思えないアリベクの強さでしたが……。ともあれ手術からリハビリ期間も終え、練習を再開。前回の扇久保戦から、MMAファイターとして一番成長したのはどの辺りでしょうか。

「う~ん、どこというのはないかな。全ての面において、アップデートしてきた。僕はストライカーだけど、どの状態でも戦えるようレベルアップしている。ダゲスタンではグラップラーだからグラップリングの練習に力を入れるとか、ストライカーだから打撃の練習が中心になるなんてことはない。MMAに必要な全ての局面を磨き、力をつけてきた」

この試合で勝利し大晦日にタイトル挑戦を実現させる

――この間、RIZINフライ級の頂点は扇久保選手から神龍誠選手に代わりました。アリベクのターゲットも変わったことになります。

「新チャンピオンは、とても若くてグッドファイターだ。当然、僕もマコト・シンリュウに挑戦したいと思っている。今、RIZINフライ級は誰もが王座に近いところにいる。トニー・ララミーもそうだ。ユーキ・イトーも。僕はイトーに、内容が伴った試合で勝利という結果を残し、12月にマコト・シンリュウに挑戦したい。今回の試合後にRIZINにアピールするつもりだ」

――では、その伊藤選手の印象を教えてもらえますか。

「イトーは良いファイターだ。彼の戦い方も好きだし、良いパンチを持っている。スピードもあって、破壊力もある。たしか僕と戦うことに関して『打撃で戦いたい』と言っているようだけど、面白い意見だ。今回の試合で、僕は打撃とは何かをイトーに教えることになるだろう」

――そこまで打撃に差があるという認識でいるのですね。

「イトーは良いパンチャーだ。でも、パンチしか攻撃手段がない。蹴りは僕と比較にならない。僕にとって打撃とは、蹴り技も含んでのことだ。蹴りという要素が欠けているイトーの打撃は、僕よりもバリエーションが少なく、技術的にも十分ではない。しかも、警戒が必要なのは左だけだ。

僕はクリンチから攻撃できるし、ロー、バックキックもある。ボクシングだけでなく、散打とムエタイが僕の武器になっている。

この試合に勝てば、タイトル挑戦に近づく。でも、今は過去を振り返ることも、これからのことを考えすぎることもない。目の前にいるイトーを倒すことに集中している。そして、この試合で勝利し大晦日にタイトル挑戦を実現させる。RIZINも僕にチャンスを与えるしかないだろう」

――アリベク、今日はありがとうございました。最後に日本のファンにメッセージをお願いできますか。

「日本での試合は、ダゲスタンで戦うのと同じようにファンが凄く応援をしてくれて、多くの人がサポートしてくれる。本当に日本で戦えて、幸せだ。日本は僕の第二のホームだと思っている。街も大好きだし、日本のファンの皆に僕の試合をしっかりと見て欲しい。インシャラー」

■視聴方法(予定)
8月11日(火・祝)
午後1時~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

■RIZIN54対戦カード

<フェザー級/5分3R>
クレベル・コイケ(ブラジル)
秋元強真(日本)

<バンタム級/5分3R>
佐藤将光(日本)
パッチー・ミックス(米国)

<フライ級/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
アリベク・ガジャマトフ(ロシア)

<ジャパンGP2026ヘビー級T準決勝/5分3R>
上田幹雄(日本)
エドポロキング(日本)

<ジャパンGP2026ヘビー級T準決勝/5分3R>
スダリオ剛(日本)
酒井リョウ(日本)

<バンタム級/5分3R>
摩嶋一整(日本)
武田光司(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治(日本)
アジスベク・テミロフ(ウズベキスタン)

<フライ級/5分3R>
平本丈(日本)
ジョリー(日本)

<69キロ契約/5分3R>
直樹(日本)
細川一颯(日本)

<フェザー級/5分3R>
水野新太(日本)
リー・カイウェン(中国)

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