【ONE FF163 :The Inner Circle23】RISEで世界戦を控える那須川龍心、トンプーンとキックルールで対戦
【写真】那須川龍心がONEに初参戦。タイではVS外国人要員のポジションを確立するトンプーンと対戦する (C)ONE
24日(金・現地時間)、タイはバンコクのルンピニースタジアムにて開催される「ONE Friday Fights163 & The Inner Circle23」で、第4代RISEスーパーフライ級(53キロ)王者の那須川龍心がキックボクシングルールでトンプーン・PKセンチャイと対戦する。
Text by Takumi Nakamura
4月からONE SAMURAIシリーズがスタートし、8月、9月、10月と3カ月連続で日本大会が開催されるなか、ONE Friday Fightsには継続して日本人選手たちが参戦。直近では4月のONE SAMURAI01でジョナサン・ハガティーに敗れた与座優貴が7月の「ONE Friday Fights162 & The Inner Circle22」で再起戦を行い、ベン・ウーリスから判定勝利を収めるなど、ONE SAMURAIシリーズとは別軸で日本のトップ選手たちの試合が組まれている。
那須川龍心はキックボクシング時代の兄・天心と同じくRISEを主戦場に戦い、2024年11月に数島大陸をKOしてRISEフライ級(51.5キロ)王座を獲得。今年3月には長谷川海翔にKO勝利して、RISEスーパーフライ級(53キロ)のベルトを巻いた。これまで龍心は22戦を戦い、RISE以外で試合をしたのはTHE MATCH 2022、RIZIN、キックボクシング・フェスGOATの3試合のみ。多くの日本人立ち技ファイターがONEのリングに立つなかでも、注目のONE初参戦と言っていいだろう。
対戦相手のトンプーンは2023年からONEに参戦しているムエタイファイターで、ONE Friday Fightsで3連勝して本戦契約を勝ち取った。ONE参戦以降はサングラスとアクセサリー着用のド派手な入場をトレードマークに、ファイトスタイルもパンチ主体のより攻撃的なものに変化。本戦契約後は北米市場に向けたシリーズ=ONE Fight Nightを主戦場にタイ人以外とのマッチメイクが続き、タイにおいてはVS外国人要員としてのポジションを任されている。
ONEの常連かつ人気ファイターのトンプーンと対戦する龍心だが、ムエタイルールではなくキックルールで試合が組まれたことは龍心にとって追い風だ。トンプーンはパンチ主体でキックルール向きのファイタスタイルで、キックルール初挑戦となった昨年12月のジャン・ペイメン戦では序盤はキックルールに対応した動きを見せていた。しかし試合が進むにつれて中間距離での打ち合いで後手に回る場面が増え、ペイメンのローからの回転力の早いパンチのコンビネーションでポイントを失って判定で敗れている。
試合序盤は龍心がトンプーンのパンチを警戒しつつ、徐々にスピードと攻撃の回転力で上回っていけば自ずと流れは龍心に傾くだろう。またトンプーンはディフェンス力よりも打たれ強さが目立つタイプで、決してディフェンス能力が高いわけではない=被弾も多いタイプだけに、そこも龍心にとっては付け入る隙と言えるだろう。
龍心は今回のトンプーン戦後、9月19日(土)EBARA WAVE ARENAおおた(大田区総合体育館)で開催される「RISE WORLD SERIES 2026 TOKYO.2」で大﨑一貴が持つRISE世界スーパーフライ級(53キロ)王座への挑戦が発表されており、あくまでRISEが主戦場となる。ホームリングでの大一番に向けて弾みをつけたい一戦だ。
また今大会では正規王者プラジャンチャイ・PKセンチャイの長期欠場を受けて、ストロー級ムエタイでサムエー・ガイヤーンハーダオとアリーフ・ソー・デチャパンによる暫定王座戦が組まれた。
サムエーはONE参戦前からムエタイで輝かしい実績を残してきたレジェンドで、ONEで試合を重ねる中でMMAグローブでのムエタイに少しずつ戦い方をアジャストしてきた。一方のアリーフはアマチュアムエタイでの実績が豊富で、ONEにおけるMMAグローブでのムエタイルールで頭角を現してきたファイター。ONEにおいて異なるキャリアを積んできた2人による暫定王座戦だ。
■視聴方法(予定)
7月24日(金・現地時間)
午後8時15分~U-NEXT
■ONE FF163 :The Inner Circle23対戦カード
<ONEムエタイ世界ストロー級暫定王座決定戦/3分5R>
サムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
アリーフ・ソー・デチャパン(マレーシア)
<キック バンタム級/3分3R>
パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)
アヌアール・シスネロス(メキシコ)
<ムエタイ ライト級/3分3R>
ミシェル・ディルレンバッハ(ドイツ)
マハン・フォトヒ(イラン)
<キック ストロー級/3分3R>
那須川龍心(日本)
トンプーン・PKセンチャイ(タイ)
<キック フライ級/3分3R>
吉田晄成(日本)
リュー・ジュンチャオ(中国)
















