【DWCS S09Ep05】16秒KOのアスプルンド、第1試合の敗者ダイアーと5人が契約。ヴィダルはもう一戦!!
<ヘビー級/5分3R>
スティーブン・アスプルンド(米国)
Def.1R0分16秒by KO
アンソニー・グラシオ(米国)
すぐに右を振り下ろしたアスプルンドに対し、グラシオも左から右を打って前に出る。そのままグラシオはパンチを繰り出し、乱打戦に持ち込もうとする。しかし、リーチで優るアスプルンドは右を当てると、グラシオの左に左を合わせる。この一発で、後方に倒れたグラシオに馬乗りなったアスプルンドが右のエルボーを連打しKO勝ち。大興奮でシャウトしまくった。
今週金曜日のLFA出場から、急遽出場が決まったアスプルンドは涙を流し「俺みたいなバカ野郎ができるんだ。皆、やれるよ。両親が絶対に諦めない姿勢を僕に示してくれた。絶対に自分から諦めることはできない。その場に立ち、ただやるだけ。多くの人が否定的なことを言っていたけど、クソくらえだよ」と感情的になった後に、笑顔を見せ――2018年までMMAを戦い17勝12敗で最高峰に辿りつけなかった(BellatorとKSWに出場経験のある)父ケヴィン、母親に感謝の言葉を送った。そして「ダナ、俺はいつ、どこでも誰とでも戦う。見ろよ、この腹」とたるんだ腹をつまんで、「俺はステロイドもやってない」と笑いまで誘った。
そして審判の時、ダナ・ホワイトは「カロウ、君はブラジル人だけどメキシコ人みたいな戦いをする。ボディ、顔面を殴りまくる。君のスタイルは最高だ。ウェルカムUFC。君がこの階級で戦うことにワクワクしている」とまずカロウ・フォーロが契約を勝ち取る。
そして「もう一点、この試合は2人とも素晴らしいファイトをした。もっと彼女のことが知りたいんだ」と試合に敗れ、病院にいるシェネル・ダイアーもステップアップを果たした。
22歳、7試合初回KO勝ちのサムエル・サンシスには「君を求めている」と言葉をかけ、UFC入りを伝える。そして、ある意味注目のフレディ・ヴィダルには「フレディ、私は嘘はつかない。試合は酷いモノだった。でも6日前のオファー、計量失敗と色々なことがあった。マッチメイカーと話し、準備期間を置いてもう1試合コンテンダーシリーズで戦ってもらう」と話し、ヴィダルも納得した表情で頷いた。
続いて「なんて言って良いのか。何もいいようがない。こっちに来い」とラリアン・ドゥグラス、「余り試合は見られなかったけど、爆発力を楽しめた」とアスプルンドと連続して契約。シーズン09第5週は敗者も含め5選手、そして契約できなかったヴィダルにもポジティブな次戦が与えられることになった。
さらにダナは「これまでの最高の試合の一つ。彼女はここのままで負けると分かっていて、最後の最後まで諦めずに戦った。最後の10秒もフィニッシュを狙い続けた。3度倒され、3度立ち上がった。だから勝者だけでなく、2人揃ってUFCで試合を見てみたいと思った」とダイアーとの契約した理由を話した。