【Road to UFC S04 Ep05】両者血まみれの打撃戦! 右でダウンを奪ったタウがシュアイを判定で下し決勝へ
<Road to UFCフライ級準決勝/5分3R>
アーロン・タウ(ニュージーランド)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28.
イン・シュアイ(中国)
コールで大声援を受けるシュアイ。試合が始まると、サウスポーのシュアイに対し、タウが一気に距離を詰めていく。左に回るシュアイが左ミドルを見せた。タウはフェイントを繰り出しながらシュアイにケージを背負わせた。しかしタウも回ってケージ際を脱し、下がりながら右フックを当てる。シュアイの右ローにワンツーを合わせたタウは、そのままドライブするも離れた。タウの右インローでシュアイの右足が流れる。シュアイの左をかわしたタウがボディロックでリフトし、なぜか反対側まで運んでテイクダウンに。すぐにシュアイが立ち上がる。
ケージ中央に戻るとシュアイが左ハイを連発するも、タウが蹴り足をキャッチして捌く。タウが右、シュアイは左を当てた。タウは組みつくもテイクダウンに行かない。胸元に右ストレートを突き刺すタウ。シュアイの左をもらいながらも組みつき、ショートレンジでヒジ、ヒザを繰り出した。シュアイもタウの右ローに左ストレート、左ヒジを合わせていく。シュアイのパンチを食らいながらタウが前進を続けた。
2R、やはりタウが距離を詰める。シュアイの右ローをかわしたタウはフェイントの連続。オーソドックスに構えるシュアイが左ジャブを突く。タウがシュアイの左をもらってフラついた。ならばとタウが左ジャブでシュアイの顔面を跳ね上げる。シュアイが鼻から出血。タウのローでシュアイがバランスを崩した。シュアイはスイッチ&ジャブもタウの前進を止めることができず。サウスポーで右ローを連打するが、タウが前に出て来る。するとシュアイも左ジャブを突いた。タウはシュアイの左ジャブに右ヒジを被せる。
下がるシュアイに組みも混ぜて右を当てるタウ。下がりながらではあるもシュアイの左もタウの顔面を捕らえている。シュアイの右前蹴りを捌いたタウは、相手のボディストレートにフックを返す。タウの左目尻からも大量の出血が見られるように。ここでパンチを当てたシュアイが観客にアピール。するとタウがシュアイをケージに詰めてパンチの連打を浴びせ、テイクダウンを狙う。タウはグラウンドに持ち込めずも、右でダウンを奪う。同じ右で再び吹っ飛ばされたシュアイだが、打ち合いでタウを倒すとトップからパウンドを浴びせた。
最終回、シュアイが距離を詰めて左ハイを放つ。続いて左ストレート、右アッパー。下がるタウも右ハイから上半身を振るう。シュアイがニータップで飛び込むも、タウが右に回って離れた。ケージ中央でシュアイの右ジャブを食らったタウがフラつく。しかしシュアイもタウのパンチで動きが止まる。シュアイの右前蹴りでタウの表情が変わったが、攻め込むシュアイを右カウンターで吹っ飛ばすタウ。ケージ中央の打ち合いでタウがフラついた。ここで組みに行くシュアイ。倒し切れず打撃戦に戻る。
シュアイの左ハイに、タウが右ストレートを合わせた。赤く染まっているシュアイの顔面をタウの右が襲う。シュアイも左を返してシングルレッグに行くも、かわされてしまう。シュアイの左跳びヒザは空振り。続く連打を受けながらタウが攻め込むが、ここでシャイが打ち返してタウを下がらせる。両者、大流血のまま最後まで打ち合った。
血まみれの打撃戦は、1人のジャッジがフルマークをつけるユナニマス判定でタウの勝利。これでトーナメント決勝に進出したタウは「タフで楽しいファイトだった。ファイナルも、もっと激しくなることを望んでいる」と語った。