＜Road to UFCフライ級準決勝／5分3R＞
ナムスライ・バットバヤル（モンゴル）
Def.1R4分45秒by RNC
アーグーラーリー（中国）

サウスポーのナムスライが、腰を落とした構えからスピニングバックフィストを繰り出す。かわしたアーグーラーリーは、右ローを蹴りスイッチを織り交ぜる。ナムスライも構えを変えながら、手を広げて圧を掛ける。アーグーラーリーのワンツーに、ナムスライが右を打ち返す。左ミドルを入れたナムスライは「加油（ジャーヨウ）＝頑張れ」という大声援を受けるアーグーラーリーにテイクダウンを試みる。切ったアーグーラーリーが、エルボーを入れる。リーチで優るアーグーラーリーは右を伸ばして、右ミドルを決める。

しかし、直後の右ボディにナムスライが左のショートを合わせてダウンを奪うとバックを制す。手首を掴んで正座状態まで戻したアーグーラーリーだが、ツーオンワンにも残った左腕で殴られる。アゴの上から強引な絞め狙いのナムスライはやや乗りすぎのボディトライアングルからマウントに移行する。左腕を差しても、潰されたアーグーラーリーは腰を押してエスケープを狙うが、ナムスライは泳がせて背中を取る。ここで立ち上がったアーグーラーリーにRNCをセット。グラウンドに持ち込んだナムスライが、アーグーラーリーからタップを奪い決勝進出を決めた。

「彼を尊敬していないわけじゃない。でも7年間練習してきて、彼より僕の方が優れていた。彼はアジア、中国からUFC世界チャンピオンと期待されていたんだろ。ただ、僕は彼に勝ったんだよ」と話したナムスライは、アーロン・タウと向き合った。

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