【Strikeforce】ハリトーノフ勝利も、深刻なオルロフスキー
■ワールド・ヘビー級GP準々決勝/5分3R
セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア)
Def.1R2分49秒/TKO
アンドレイ・オルロフスキー(ベラルーシ)
開始早々、左を見せたハリトーノフに対し、オルロフスキーはローを返し、一旦距離をとる。右を放って、前に出たオルロフスキーは、ダーティボクシングでアッパーを突き上げる。首を取られたまま、パンチを返したハリトーノフの反撃に、一瞬動きが詰まったオルロフスキー。直後に首相撲からヒザを狙い、ハリトーノフが離れたところで再び距離を取った。
左へ回りタイミングを計ったオルロフスキーは、首相撲の態勢になるが、逆にボディを受ける。離れ際にパンチを打ち合った両者。直後にオルロフスキーがロングレンジのアッパーを放つも、打たれてなお、前に出るハリトーノフの左フック、右アッパーで後退したオルロフスキーは、ハリトーノフの追い討ちの右を受けて、キャンバスに崩れ落ちる。
ハリトーノフは足を払い、右、続いて左のパウンドを落すと、オルロフスキーは目を見開いたまま失神。TKO勝ちを手にしたハリトーノフは、「ロシアがナンバーワン。オルロフスキーはタフなファイターだから、ナーバスだった」と語る。その一方で、オルロフスキーの打たれ弱さが、かなり深刻に映ったワールドGP準々決勝緒戦だった。