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【UFC317】スミスがデビュー以来11連勝。パンチを効かせ、スタミナ切れのプライスをRNCで仕留める

<ウェルター級/5分3R>
ジェイコブ・スミス(米国)
Def.2R4分03秒 by RNC
ニコ・プライス(米国)

スミスが右に回って右カーフ。プライスは左ジャブを突くが、飛び込んできたスミスの左フックを受けてフラつく。下がるプライスにワンツーから組んだスミスは、ボディロックからリフトしてマットに叩きつけた。トップを奪ったスミスがパウンドを落とす。

プライスはクローズドガードへ。さらに足を上げて十字を狙うが、スミスが押し潰す。プライスはケージを掴んで腕十字を狙うも、スミスが逆側に回って防いだ。パスしてパウンドとヒジを落とすスミスに対し、プライスは幾度も下から腕十字を狙うが形に入ることはできない。

プライスの額からは出血が見られる。うつ伏せになったプライス。スミスが左足を差し入れてバックを狙う。しかしプライスがシングルレッグから起き上がった。スタンドに戻った両者。お互いに疲労が見られるが、その中でもスミスの右を受けたプライスが下がる。プライスのワンツーがスミスの顔面を捉えたが、続く右スピニングバックフィストの打ち終わりに左ジャブを当てられグラついた。

2R、まだ体力が戻っていない様子のプライス。スミスがプレスをかけていくが手数は少なく、レフェリーがアクションを促した。スミスが右ストレートを伸ばすも、プライスが左ローを合わせて足を滑らせる。立ち上がったスミスは、同じ展開で今度はプライスの蹴り足をすくって背中を着かせた。

下から足を上げていくも極められないプライス。スミスの右腕をキムラで抱えるも、これも形に入ることができない。プライスのスイープを凌いだスミスがトップから削っていく。反転するプライスを制し、バックに回るスミス。トップに戻るとサイドへ。プライスが再びうつ伏せになると即、右腕を首に回し、バックマウントを奪取してRNCを極めた。

昨年DWCSから本戦契約を果たしたスミスは、これでプロデビュー以来の連勝を11に伸ばしている。


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