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【Road FC73】総力戦で18歳のチョ・ジュンゴンはガス欠。ピョン・イェジュンがパウンドアウトで激闘制す

【写真】この戦いを4戦目でしてしまうのは驚き(C)ROAD FC

<フライ級/5分3R>
ピョン・イェジュン(韓国)
Def.3R3分12秒by TKO
チョ・ジュンゴン(韓国)

ピョン・イェジュンがケージの上でチョ・ジュンゴンを待ち受ける。後から入場したチョ・ジュンゴンはケージ中央に寝転がり、あくびをして「眠い」というパフォーマンスを魅せる。

タッチグローブ直後に、スピニングバックキックをボディに入れたチョ・ジュンゴン。ピョン・イェジュンは左ミドルを決め、ケージを蹴ってパンチを打つ。さらに左フックを打ち込んだピョン・イェジュンに対し、チョ・ジュンゴンもパンチで応戦し激しい打撃戦に。一度落ち着くと、チョ・ジュンゴンのダブルレッグにピョン・イェジュンが跳びヒザを合わせる。さらに蹴りも織り交ぜるピョン・イェジュンがカーフ、チョ・ジュンゴンは左に続き右オーバーハンドを決める。この一発でバランスを崩したピョン・イェジュンはハイキックを蹴るが、左を被弾する。ピョン・イェジュンは左ミドルを決めるも、チョ・ジュンゴンはスピニングバックフィスト空振り後にストレートを入れ、右をヒットさせる。

ピョン・イェジュンも下がらず、パンチを見せて前に出ながら後ろ回し蹴り。これは姿勢を乱したが、即態勢を整え打撃戦に応じる。ブラジリアンハイキックを見せたピョン・イェジュン、これは当たらずチョ・ジュンゴンがノーモーションの左ストレートから、スピニングバックフィストを見舞った。

2R、互いにローを蹴り、チョ・ジュンゴンが右ミドル。そこにピョン・イェジュンが左を合わせていく。遠い距離、近い距離、ステップを折り混ぜ、殴り合いでなく打撃戦を続ける両者。ピョン・イェジュンの右アッパーは空振りに、チョ・ジュンゴンは横のステップから右を狙う。ピョン・イェジュンの左に組んでいったチョ・ジュンゴンだが、すぐに離れて試合は打撃の間合いに。

ピョン・イェジュンはスイッチを織り交ぜるも、空振りが増えてくる。チョ・ジュンゴンは左右のステップを踏み、誘っておいて左フック。ピョン・イェジュンはスピニングバックフィストに組みついてバックを取る。正対したチョ・ジュンゴンが離れ、打撃戦からダブルレッグを決める。スクランブルでバックを取ったチョ・ジュンゴンは正対してボディロックでテイクダウンを取り直す。ここもスクランブルでバックに回ったチョ・ジュンゴンは両足をフックして左右もパンチを入れるとRNCへ。入りは浅く、自ら後方に寝転がり、パームトゥパームも外されピョン・イェジュンが胸を合わせる。

今度はピョン・イェジュンがスクランブルでバックを取ると、スタンドで足をフックしてRNCを仕掛ける。ピョン・イェジュンのRNCの方が力が入っていたが、アゴの上で極めきれず大丈夫だとアピールするチョ・ジュンゴンが時間まで耐えた。

最終回、チョ・ジュンゴンが左ハイ。ピョン・イェジュンがキャッチしようとするが、取り切れない。右を2つ伸ばしたピョン・イェジュンのスピニングバックキックに、チョ・ジュンゴンがダブルレッグを合わせる。耐えて離れたピョン・イェジュンは、続くダブルも切ってヒザを突きあげる。チョ・ジュンゴンは右オーバーハンドからスピニングバックフィスト、ピョン・イェジュンは左アッパーを狙う。チョ・ジュンゴンはテイクダウン狙いもスリップしたように体が伸びる。

ここからシングルレッグでケージに詰めるが、自ら離れたチョ・ジュンゴンは近距離の打撃戦でバックエルボーを被弾する。徹底してテイクダウンを切るピョン・イェジュンに対し、バックに回ったチョ・ジュンゴンが落とされながらキムラへ。ピョン・イェジュンはエルボーを連打し、試合はスタンドに戻る。

ここでチョ・ジュンゴンは動きが一気に落ち、足を取りに行って動きが止まる。座った状態のチョ・ジュンゴンをピョン・イェジュンが殴り、顔面への蹴りは空振りとなる。再び足を掴みに行ったチョ・ジュンゴンは完全に動きが止まり、パウンドを連打されレフェリーが試合をストップ。打撃戦から全力のMMA総合戦で、ピョン・イェジュンがスタミナで上回り激闘を制し、「1、2ラウンドは負けていましたが、3ラウンドで奇跡的に勝つことができました。チョ・ジュンゴン選手には拍手を送りたいです。イ・ジョンヒョン選手、私がまた3ラウンドで奇跡的に勝つかもしれないので、気をつけてくださいね」と、昨年12月に敗れたフライ級王者を挑発した。


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