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【Road FC73】終了直前の逆転KO。ダウンを奪われたユン・テヨンがパク・シウォンを削って倒す

【写真】パク・シウォンは途中で足を負傷したのか、と思われるシーンも……。互いに最後まで諦めなかった激闘は、ユン・テヨンが制した(C)ROAD FC

<ウェルター級/5分3R>
ユン・テヨン(韓国)
Def.3R4分46秒 by TKO
パク・シウォン(韓国)

パク・シウォンは入場ゲートからケージサイドまでダッシュして入場。試合が始まると、ともにサウスポーに構える。パク・シウォンがプレスをかけると、ユン・テヨンがケージを背負った。足首の付近に左ローを打ち込んでいくパク・シウォン。ユン・テヨンも左右に回ろうと試みるが、大きくは動けず。パク・シウォンの左カーフを受け、バランスを崩して手をマットに着いてしまう。すぐに立ち上がるも、パク・シウォンの左カーフが飛んでくる。ユン・テヨンのワンツーをかわしたパク・シウォンだが、バランスを崩した。ユン・テヨンが左ストレートから飛び込むも、テイクダウンはならず。

離れたパク・シウォンの右がユン・テヨンの顔面を捉えた。パク・シウォンが左カーフを効かせると、ユン・テヨンがパンチの打ち合いを挑む。この打ち合いを制したパク・シウォンだが、ユン・テヨンの右ボディアッパーをもらった。首相撲の展開からケージへ押し込むパク・シウォン。ユン・テヨンは右に回って離れた。やはりパク・シウォンは左カーフで攻め立てる。前に出たユン・テヨンが右ハイ、左カーフ、左ストレートと畳みかけるも、パク・シウォンの左カーフを受けて動きが止まってしまう。追い詰められながらもユン・テヨンがパンチを返した。

2R、パク・シウォンの左カーフが当たる。ケージに追い込まれたユン・テヨンは、蹴りとワンツーで押し返すも左カーフを受けてしまう。打ち合いでもパンチの精度で上回るパク・シウォンに対し、ユン・テヨンは首相撲で押さえられながらボディにパンチを連打する。ユン・テヨンのパンチをかわしながらニータップで組みついたパク・シウォンは、そのままクリーンテイクダウンに成功した。右側にパスし、サイドで押さえ込むパク・シウォン。ユン・テヨンはパクの首を抱えている。パク・シウォンはマウント奪取を防がれると立ち上がった。

パク・シウォンが足を捌くと、ユン・テヨンが立ち上がって打ち合いへ。しかしパク・シウォンの右がヒットしてユン・テヨンがダウン。立ち上がったユン・テヨンが倒し返し、ギロチンを狙ったパク・シウォンにパウンドを浴びせる。両者スタンドに戻るが、ペースはユン・テヨンに傾いている。明らかにスタミナが切れたパク・シウォンの顔面を、ユン・テヨンのワンツーが襲う。バックに回りながら、離れるパクの顔面に右ハイを打ち込むユン・テヨン。パク・シウォンも至近距離で右を当て、ユン・テヨンが足バランスを崩した。

最終回、両者が見合う。パク・シウォンが距離を詰めると、ユン・テヨンが打ち合いでパンチを当てる。大振りの打ち合いの中で、ユン・テヨンが右の縦ヒジを見せた。組みついてきたパク・シウォンを突き放したユン・テヨンが、下がりながらも左ストレート、右アッパー、ボディへのパンチを突き刺していく。ユン・テヨンが右ジャブ、左ストレートを当てた。パク・シウォンはシングルレッグで組みつくも、力なくヒザを着く。

ユン・テヨンはパク・シウォンの頭部に鉄槌を落とし、バックに回ってパウンドを連打。フラフラのパク・シウォンはケージ中央で打ち合いを求めるが、ユン・テヨンは距離を取って左スト江レートを伸ばす。幾度もユン・テヨンの左がパクの顔面を捉え、レフェリーはパク・シウォンの顔を確認し続けるもストップはない。攻め切れないユン・テヨンもガス欠か。力を振り絞ってユン・テヨンがパク・シウォンにケージを背負わせ、連打を浴びせる。離れたパクは力尽きたようにマットに倒れ、レフェリーが割って入った。

タフファイトを逆転KOで制したユン・テヨンは「キム・ハンスル選手とは以前から話があったので、一度対戦してみたいです」とコメントした。


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