【Road FC74】17歳ピョン・イェジュン、激闘も0-2で敗れる。イ・ジョンヒョンは新井丈とヒロヤを指名!!
【写真】新井丈とヒロヤをコールアウト。再来日は実現するか(C)ROAD FC
<Road FCフライ級選手権試合/5分3R>
イ・ジョンヒョン(韓国)
Def.2-0
ピョン・イェジュン(韓国)
両者、拳の届く距離に立ち足を使う。ワンツーからハイを狙ったピョン・イェジュン。さらにガードの上からでも左ミドルを蹴っていく。イ・ジョンヒョンは右を入れ、ピョン・イェジュンのスイッチやステップにしっかりと反応していく。それでもピョン・イェジュンは左ボディ、頭を振って右をヒット。続く蹴りをキャッチしたイ・ジョンヒョンがテイクダウンへ。スクランブルからピョン・イェジュンが、イ・ジョンヒョンをケージに押し込む。
自ら離れたピョン・イェジュンが右カーフ、イ・ジョンヒョンはショートのコンビを決める。頭がぶつかりそうな近距離でのパンチの交錯から離れたピョン・イェジュンがロー、さらに接近戦でも見事なヘッドムーブでチャンピオンの攻撃をかわす。その近い距離で首相撲のイ・ジョンヒョンだが、効果的な攻撃はなく間合いを取ったピョン・イェジュンのショートを被弾する。イ・ジョンヒョンはショートフックを入れ、クリンチからムエタイ流の崩しを見せ、立ち上がったところに前蹴りを決めて初回が終わった。と、ピョン・イェジュンは背中を向けて自陣に戻るイ・ジョンヒョンを追いかけて握手をした。
2R、サウスポー基調のスイッチヒッターのピョン・イェジュンが、右手前からダブルレッグ。大きくリフトしてテイクダウンを決める。イ・ジョンヒョンはすぐに立ち上がり、ケージに押し込んで差し上げテイクダウン狙いも、ピョン・イェジュンが切り返してトップへ。パウンドを数発受けながらイ・ジョンヒョンはここもすぐにスタンドに戻ると、クリンチの攻防でピョン・イェジュンがヒザをボディに入れ、エルボーを打っていく。イ・ジョンヒョンも首相撲からエルボーを見せ、離れたピョン・イェジュンにも左ヒジを入れる。
さらにワンツーのチャンピオンが、右三日月。ピョン・イェジュンはダブルジャブ、またも前足を変えてダブルレッグへ。スプロールしたイ・ジョンヒョンのパンチの回転が、チャレンジャーを上回ってくる。軸が乱れるようになったピョン・イェジュンは縦ヒジを空振りするが、エルボーとテイクダウンのコンビネーションを見せる。
ワンツーフック、ジャブを入れたイ・ジョンヒョンは、近い距離でエルボーを2つ見せる。と、ピョン・イェジュンはここからギアをあげてパンチのコンビで距離を詰め、スピニングバックエルボーを放った。
3R、ハグをした両者。右をヒットさせたピョン・イェジュンが、首相撲からヒザを突き上げる。ケージに押し込んだイ・ジョンヒョンだが、体を入れ替えられ腿に鉄槌を連打される。ピョン・イェジュンのエルボーのタイミングを押し返したイ・ジョンヒョンは、再びケージに押し込まれるが小外刈りでテイクダウンを奪うと、スクランブルを許さずサイドで抑える。
クルスフィクス狙いに左腕を差してレッスルアップのピョン・イェジュンが、ケージに王者を押し込む。細かいヒザ、エルボーを受けても、戦意が落ちないピョン・イェジュンは左エルボーを打っていく。そのエルボーでは精度で上回るイ・ジョンヒョンが、縦ヒジを避けて右ストレートをヒットさせる。
ピョン・イェジュンは左ミドル、さらに右ストレートから左フックを狙う。イ・ジョンヒョンはボディロックテイクダウン狙いも、決まらずケージに押し込まれる。ポジションを入れ替える両者、残り10秒で離れるとピョン・イェジュンのテイクダウン狙いを切ったイ・ジョンヒョンがショートの連打を見せてタイムアップを迎えた。
ノンストップ、接近戦MMAは2-0でイ・ジョンヒョンが初防衛に成功し、「試合をしてくれたピョン・イェジュン感謝します。彼はランキングに入るに値する選手です。スポンサー、ジョン・ムンホン代表、ファンの皆さんに感謝します。韓国のフライ級はすでに整理しました。次は外国人選手とのタイトル戦をしてみたいです。そして準備不足で試合に出て負けましたが、今はコンディションも完璧です。修斗のチャンピオン新井丈(※現在は返上)、ヒロヤ、誰でも構わないです。RIZINで戦いましょう」と話した。