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【UFN23】ワイマンが完勝、最後まで攻撃の手緩めず

2011.01.23

■第7試合 ライト級/5分3R
マット・ワイマン(米国)
Def.3R終了/判定
コール・ミラー(米国)

長身のミラーをケージに押し込んだワイマン。距離を取ったミラーが長いリーチを生かせないように、距離を詰めてパンチを繰り出す。さがりながらオーバーフックを見せるミラーだが、ワイマンのローに体がよれる場面も。首相撲からヒザをボディに突きあげたミラーが、一度呼吸を整える。直後に距離を詰めて組みつくワイマンは、ミラーの懐に飛び込みアッパーを見せる。

ワイマンをケージに詰め、首相撲から跳びつき三角のような動きを見せたミラーは、そのままキャンバスへ落下してしまう。ガードを取るミラーに、鉄槌からエルボーを落としたワイマンはパス狙いから、アグレッシブにパウンドを落とす。


2Rも早々にトップを奪い、エルボーを落とすワイマンだが、ミラーもガードから揺さぶり、距離をとって立ち上がる。すぐに組みついたワイマンは、ミラーが距離をとってもパンチをヒットさせる。すると、自ら引き込むようにガードを取ったミラー。ワイマンは勢いづいて、パウンドを落していく。

何とかクローズドガードに戻したミラーだが、それでもワイマンのエルボーを受け、パウンドの集中砲火を受ける。足を振り払い、強烈なパンチを落したワイマンは、その後もインサイドから立ち上がり、パウンドを落とし続け、圧倒的に2Rを支配した。

最終回、KOあるいは一本しか逆転の目がないミラーだが、開始早々から左右のフックに身をさらし、組まれてはケージに押し込まれる。左フックから左ミドルを受け、距離を潰したところでギロチンを仕掛けられたミラー。

首のコントロールを続けるワイマンは、トップでベースを作ると、チョークを解き、立ち上がってパウンドを落していく。ガードからシングルを狙うミラーのワキを差し、首を殺してトップを維持するワイマン。足関狙いを簡単に凌ぐと再びパウンドへ。ヒザをつき、インサイドからエルボーを放つワイマンに対し、ガードを取り続けるミラーは反撃の糸口がつかめない。

立ち上がってロー、側転気味パスガードと攻撃の手を緩めないワイマンは、パスを嫌がり背を見せたミラーからバックを奪い、最後まで攻め続けてタイムアップを迎えた。結果、ジャッジの一人が29-28を付けたが、他の二人は30-27をつけ、判定勝利を挙げた。

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