【DEEP TOKYO Impact2025#03】計量終了 窪田戦へ、雅駿介「練習以外の20時間、22時間の使い方」
【写真】胃腸系の調子が良いと、肌艶も良い? コンディションの良さが伝わってきた雅だった (C)MMAPLANET
25日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS49とDEEP TOKYO IMPACT2025#03の計量が、24日(土)に新宿区のSAP新大久保で行われた。
text by Manabu Takashima
DEEP JEWESL49のメインでHIMEと戦う重田ホノカが、1.75キロのオーバーで涙の計量を済ませ、キャッチウェイト&減点3 & HIMEが勝利した場合のみ公式記録となる変則ファイトを戦うことに。
計量失敗に涙を見せ、計量会場から離れるときも傷心しきって表情を浮かべていた重田だが、もう済んだことは取り戻せない。レコードに黒星を増やすよりも、NCにするために全力で挑むしかない。
ここではDEEP TOKYO IMPACT2025#03のメインで窪田泰斗と戦う雅駿介の計量直後の声をお届けしたい。
ムエタイ国内王者からMMAに転向、組みを防ぐファイトから自ら組みで攻めるスタイルを経て、持ち味の打撃をMMAで生かせるようになった雅だが、過去3試合は1勝1敗1NCと能力に相応しいモノではない。その要因を練習時間以外の過ごし方にあると理解した雅の生活向上と練習の充実について、話を訊いた。
──計量を終え、明日に向けてどのような気持ちでしょうか。
「体調もバッチリで、精神的にも良い感じできたので本当に早く試合がしたいっていう感じですかね」
──雅選手はムエタイの強さを持ったMMAファイターに成長したのですが、ここ3戦の戦績をどのように捉えられてきましたか。
「色々と苦い思いはしてきました(苦笑)。福田(龍彌)選手との試合の負けは大きかったです。その後もコンディションが上手く作れなくてノーコンテストとか、去年は良くなかったです。ケガもあり、階級を変えようかとも考えました。それで日常生活から改めてるようになったんです」
──というと?
「食事や睡眠、練習以外のところに拘るようになりました。練習の1時間、2時間って誰でも一生懸命にやれます。でも本当に強いヤツって、それ以外の20時間、22時間と1日の使い方が違う。そこで選手として差がでる。以前の僕はそこが足らなかったと反省しました。なので食事の摂り方、睡眠の取り方、休息の取り方。練習がない日の過ごし方を見直してきました」
──まず食事面では、どのような変化を?
「特別なことではないのですが、栄養士さんの知識を入れたり、自分で勉強をして栄養のバランスを考えるようになりました。ジャンキーなモノや好きなモノを好きなだけ食うというのを止めました。以前もデキていると思っていた部分があったんですよね。でも、もっと改善できるところがある。それが見つかりました。次の日の体調を考えるために。
ただ極端なことはやらないです。バランス良く食べる。痩せるために糖質を急激にオフするとか、そういうのは良くないです。日本人は米を食べないと。逆に米はしっかりと食べていますね。ほんと程よく食べるというか、ストレスを溜めないことも大切で。とにかく普段から体の動きに敏感になり、体のシグナルをキャッチしながら食事をしています」
──効果を動きで感じることはできますか。
「ハイ。それに花粉症とかも良くなりました」
──それはもう、練習だけでなく生活が向上しますね。睡眠の方はどのような工夫をされているのでしょうか。
「早寝早起きはやっていたんです。ただ睡眠の質を高めるために直前にお風呂に入ることを止めて、体を温め過ぎないようにしています。お風呂って、実が疲れるので寝る前は良くないです。疲れた時はリラックスした状態を創って、眠るようにしています。あと内臓を休ませてから、寝る。寝る前に何か胃に入れるようなことはなくしました。
体を動かすことが仕事なので。そういうことに意識し、日中でも20分、30分ほど仮眠をとるようにしています。そうすることで精神的に良くなり、集中力も増しました。結果、ケガがなくなったんです」
──まさにブランニュー雅駿介になったと。
「ハイ、それで前回の試合はケガが一切なくて、凄く良い結果が出て。今日も計量後なのに、全然元気です」
──練習の時の体調が良くて、計量後も元気。それはパフォーマンスが上がりますね。
「技術的にも寝かされて何もできないなんてことはなくったので、打撃も踏み込んで使えます。MMA全体のバランスが良くなってきたことに加えて、自分の武器……前回の試合でヒザでKOできたように、ヒザ、ヒジが使えるようになったと手応えを感じています。今後の自分に期待してほしいし、自分でも期待しています」
──そういうなかで今回の対戦相手となる窪田選手とは福田戦の前に戦い、判定勝ちを収めた相手です。
「そこからの自分の戦績が良くなくて、向こうは逆に調子を上げてきている。この間にやってきたことの答え合わせになります。前は判定勝ちだったから、ここで差を見せて勝てば……。この間の過ごし方の答が、結果に表れます。
なので今回は内容にも拘ります。もう『戦いたい』と試合後に言わせない試合、フィニッシュして勝ちます。フィニッシュの仕方は特に考えていないですが、打撃で倒すかもしれないし、ヒジで切るかもしれない。首を絞めて勝つかもしれない。MMAなんだから、何でも使って戦ってやるよという感じです」
──今回はメインで戦いますが、コメインまでは対抗戦が組まれています。そこに関して、思うところはありますか。
「そこは本物と偽物の違いを見せることができるので、逆に良い機会かなって思っています」
──押忍。この試合を終えると、2025年ももうほぼ半分を残すのみになります。これからの半年間はどこにターゲットを置いていますか。
「やっぱりDEEPバンタム級のタイトルを取りたいです。日本のバンタム級で福田選手が一番強いんじゃないですかね。だからDEEPのタイトルが欲しいです」
■DEEP TOKYO IMPACT2025#03視聴方法(予定)
5月25日(日)
午後5時10分~U-NEXT、DEEP/DEEP JEWELS YouTubeチャンネル メンバーシップ
■DEEP TOKYO IMPACT2025#03計量結果
<バンタム級/5分3R>
雅駿介: 61.7キロ
窪田泰斗: 61.65キロ
<60キロ契約/5分2R>
RYOGA: 59.65キロ
咲季: 60.0キロ
<68キロ契約/5分2R>
太田将吾: 67.75キロ
カンジ: 67.85キロ
<ライト級/5分2R>
ケンシロウ: 70.65キロ
川島悠汰: 71.15キロ
<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ: 57.1キロ
松井優磨: 57.15キロ
<59キロ契約/5分2R>
安永吏成: 59.0キロ
竹見浩史郎: 58.85キロ
<ライト級/5分2R>
山田聖真: 70.75キロ
宇良拳: 70.15キロ
<フライ級/5分2R>
武利侑都: 56.95キロ
平井聡一朗: 56.85キロ
<バンタム級/5分2R>
石坂空志: 66.05キロ
時任流架: 66.25キロ
<OPアマチュア ライト級/3分2R>
中尾響: 70.05キロ
三好順一朗: 70.1キロ
<アマチュア バンタム級/3分2R>
丈太: 61.55キロ
寉岡樹記: 61.65キロ
■DEEP JEWELS49視聴方法(予定)
5月25日(日)午後12時25分~
U-NEXT、サムライTV、DEEP/DEEP JEWELS YouTubeチャンネル メンバーシップ
■DEEP JEWELS49 計量結果
<50.75キロ契約/5分3R>
HIME : 48.95キロ
重田ホノカ: 50.75キロ
<58キロ契約/5分3R>
栗山葵: 57.7キロ
奥富夕夏: 57.6キロ
<49キロ契約/5分2R>
彩綺: 48.95キロ
SAAYA: 49.0キロ
<54キロ契約/5分2R>
横瀬友愛: 53.75キロ
成本優良: 53.6キロ
<キック 60キロ契約/3分2R>
エレナ: 59.05キロ
ちゃんりな: 57.9キロ
<アマチュア ストロー級/3分2R>
あきぴ: 50.5キロ
堀内美沙紀: 52.65キロ
<アマチュア 50キロ契約/3分2R>
大井すず: 49.1キロ
渡辺真央: 49.7キロ
<アマチュア ストロー級/3分2R>
和智美音: 51.7キロ
山吹マリン: 51.85キロ