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【Black Combat14】5月6日Black Combatに竹中大地が初出場、駒杵嵩大はフライ級王座防衛戦

【写真】DEEP以外ともJ-MMAと関係を築き始めたBlack Combatに竹中と駒杵が参戦(C)MMAPLANET

6日(火・現地時間)に韓国・インチョンはインスパイアアリーナで、Black Combat14「End Game」が開催される。そして日本から竹中大地が同大会に初出場を果たし、駒杵嵩大がBlack Combatフライ級王座防衛戦に挑む。
Text by Manabu Takashima

ONE以降、修斗&グラジエイターで活動し、昨年7月には後者のバンタム級王者となっていた竹中だが、希望していたRIZIN出場はここまでかなわず、再び海を越える選択をした。


Black Combat出場に向け、グラジのベルトを返上した竹中は当初の予定ではバンタム級王者キム・ジェウンに挑戦予定だった。しかし、キム・ジェウンは家庭の事情で今大会を欠場し、代役のイム・ジョンミンと戦うことに。

チャンピオン製造メーカー=MMAストーリー所属のイム・ジョンミンはキャリア4勝5敗。そのイム・ジョンミンはボディビルに専念するとみられる中で、4週間前のオファーを受けて、竹中と相対することとなった。乱打戦を好むストライカーだが、竹中としてはキム・ジェウンとのタイトルマッチ実現に向け、デモンストレーしションとなる試合にしたい。

駒杵に挑戦するキム・ソォンジェはキャリア15年近いベテランで、日本人選手との対戦も多い。2016年にはDEEPに来日し釜谷真にギロチンで一本負けを喫している。バンタム級でキャリアを積み上げてきたキム・ソォンジェだが、昨年9月にフライ級に転向すると前フライ級王者キム・ソォンウンに判定勝ちを収め、ランク2位として挑戦権を手にした。

地道にMMAファイター人生を歩んできたチャレンジャーは、心と体のスタミナが武器で、粘り強さが信条だ。駒杵はフライ級のなかで抜群の身体能力を誇っているだけに、ここ一番の瞬発力がカギを握ってきそうな防衛戦といえる。

なお今回Black Combatが開かれるインスパイアは、31日に駒杵を指導する佐藤将光✕キム・スーチョル戦が組まれたRIZIN韓国大会が実施されるパラダイスシティとはライバル関係にあるIR(統合型リゾート)だ。K-MMA集結という風のRIZINパラダイス大会ではBlack Combat推薦選手も出向くことになっているが、インスパイア進出を果たしたBlack Combatはブラジルを掘るという行動にも出ており、その独自性は際立ってきている。ブラジル路線の第一歩が、今回のEnd Game(最終局面)大会となり、その辺りは改めて触れたい。

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