【PFL WT2025#03】ウィルソンがダメージ蓄積&スタミナ切れに追い込んだブーネルを最終回パウンドアウト
<ライト級T1回戦/5分3R>
ジェイジェイ・ウィルソン(ニュージーランド)
Def.3R4分42秒 by TKO
マス・ブーネル(デンマーク)
サウスポーのウィルソンがダブルレッグからドライブした。押し込まれたブーネルが切り返し、左腕を差し上げてからハイクロッチに切り替え、リフトする。ヒザを着いて粘るウィルソン。ブーネルはボディロックで揺さぶる。立ち上がって正対したウィルソンを、ボディロックからケージ中央に向けて倒した。ウィルソンは足を利かせながら、反転して立ち上がる。バックを奪われたウィルソンが正対し、左オーバーフックで耐えながら右ヒジを打ち込む。両腕を差し上げ、ボディロックから崩していくブーネルに対し、払い腰で返したウィルソンが、離れ際に左右フックを顔面に叩き込んだ。
グラついたブーネルに左三日月蹴り、右アッパーの追撃を浴びせるウィルソン。ケージを背負ったブーネルにラッシュを仕掛けるウィルソン。ブーネルはケージから離れ、組みついてからドライブする。ケージ際で切り替えたウィルトンが、パンチを顔面に集めてからダブルレッグに切り替えて背中を着かせた。ハーフのブーネルに対し、ウィルソンが右腕を差し上げてから左にパスしてニーインザベリーへ。ブーネルもハーフに戻すも、顔面にパウンドを受けて初回を終えた。
2R、ブーネルもサウスポーにスイッチしたが、すぐにオーソドックスに戻した。ウィルソンが左の蹴りを上下に散らしながらダブルレッグで倒す。左にパスしてサイドで押さえ込むウィルソン。右オーバーフックのウィルソンに対し、ブーネルはエビからスクランブルを狙う。右腕を差し上げて再び背中を着かせた。またもエビから体を起こすウィルソンの首を、ウィルソンがダースで抱えた。
首を抜いてスイープを仕掛けていくブーネル。しかしウィルソンがコントロールしてトップをキープする。左オーバーフックで押さえて右ヒジを打ち込み、ブーネルの顔が離れると右パウンドを連打する。ギロチンも使いながらトップコントロールを続けるウィルソンは、ラウンド終了まで左右ヒジ&パウンド連打を浴びせていった。
最終回、ワンツーから左ミドル、そしてダブルレッグでテイクダウンを奪うウィルソン。ブーネルはダメージが残り、スタミナもロスしているのかテイクダウンディフェンスを見せない。スイープは狙っていくも、全て潰されてしまうブーネル。両腕を差し上げたウィルソンは左側にパスするが、マウントまでは奪取できず。しかし右側にパスを狙うと、潜ってきたブーネルの顔面に右鉄槌を連打する。たまらず逆側へ潜るブーネルだが、今度は左の拳を浴び続け、レフェリーストップとなった。
昨年のライト級シーズンを負傷で棒に振り、この試合が1年7カ月振りの実戦となったウィルソンがブーネルを下してトーナメント準決勝へ。ガジ・ラバダノフ×マーク・ディアキシーの試合結果を待つ。