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【UFN258】堀口恭司のUFC再デビュー戦は、6月21日&アゼルバイジャン。ヌルマゴ軍団ウランベコフと

【写真】UFCにおける堀口恭司の力が試される、査定試合(C)MMAPLANET & Zuffa/UFC

12日(土・現地時間)、UFCはアゼルバイジャン共和国スポーツ青年省とバクーシティ・サーキットオペレーション社とパートナーシップを結び、6月21日(土・同)にバクー・クリスタルホールでUFC Fight Nightの開催及び堀口恭司会が出場し、タジル・アルベコフと対戦することを発表している。
Text by Manabu Takashima

新市街地の近代的ストリートだけでなく、入り組んだ旧市街を時速200キロ超のF1カーが疾走するアゼルバイジャンGPを毎年開催するなど、カスピ海の油田等で潤うアゼルバイジャンは世界的なスポーツの誘致に努めており、2023年11月にはRIZINが同地でイベントを開催している。


先月末にUFCと再契約を果たしたことを明らかとした堀口にとって2016年11月以来、8年7カ月振りとなるオクタゴン。そこで相対するウランベコフはアゼルバイジャンの北に隣接するロシア・ダゲスタン出身、ご当地ファイターといっても良いかもしれない。

ちなみに現時点で堀口のUFCラストファイトもアリ・バガフティノフというダゲスタン・ファイターとの戦いだった。ヌルマゴ軍の一員でキャリア16勝2敗、UFCでは5勝1敗のウランベコフは現在フライ級で10位にランクされている。

平良達郎や鶴屋怜のようにランク外からUFCにおけるキャリアの積み上げるということでもなく。また同じRIZINチャンピオンからのUFC転出でも朝倉海のように、いきなり世界王座挑戦という特例でもない。それでいてランカーで、UFCで揉まれているタフなダゲスタン人選手との再デビュー戦が組まれた。

これこそ認知度、実力を見据えた現状と今後をUFCが如何に堀口を判断しているのか──そこが見てくるマッチアップといえる。

今回の出場に向けて堀口は「UFC参戦が決まりました。UFCのベルトを目指して、しっかりがんばっていきます。初戦はアゼルバイジャンで行われるUFCファイトナイトです。フライ級のタジル・ウランベコフと対戦します。この試合を勝って次につなげていきたいと思っています。日本のファンの皆さん、世界の格闘技ファンの皆さん、自分の戦いをぜひご覧ください」というコメントをリリースに寄せている。

なお同大会のメインではジャマール・ヒルとカイル・ラウトリーJr戦がアナウンスされており、この他にもイズマイル・ナルディエフ✕パク・ジュンヨンのミドル級戦。ヘビー級のハムディ・アルデルワハブ✕モハメド・ウスマン戦。女子バンタム級ではイリナ・アレクシーワ✕クラウディア・セグーワ、同じくダリア・ジリシニコワ✕メリッサ・トーニャ・モリンスの女子バンタム級のマッチアップなどなど4試合も明らかとなっている。

果たしてアゼルバイジャン人ファイターの新規参入はあるのか。あるいは同じコーカサスのダゲスタンファイターの祭典となるのか。他のラインナップの決定も楽しみだ。


■UFC314視聴方法(予定)
4月13日(日・日本時間)
午前7時~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前6時 30分~U-NEXT

■UFC314対戦カード

<UFC世界フェザー級王座決定戦/5分5R>
アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)
ディエゴ・ロピス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
マイケル・チャンドラー(米国)
パディ・ピンブレット(英国)

<フェザー級/5分3R>
ブライス・ミッチェル(米国)
ジアン・シウバ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ヤイール・ロドリゲス(メキシコ)
パトリシオ・フレイレ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニキータ・クリロフ(ウクライナ)
ドミニク・レイエス(米国)

<フェザー級/5分3R>
ダン・イゲ(米国)
ショーン・ウッドソン(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ(ブラジル)
ヤン・シャオナン(中国)

<ライト級/5分3R>
チェイス・フーパー(米国)
ジム・ミラー(米国)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
ジュリアン・エロサ(米国)

<ミドル級/5分3R>
セドリクス・デュマ(米国)
ミハウ・オレキシェイジュク(ポーランド)

<フライ級/5分3R>
スムダーチー(中国)
ミッチ・ラポーゾ(米国)

<ミドル級/5分3R>
トレシャン・ゴア(米国)
マルコ・トゥーリオ(ブラジル)

<女子バンタム級/5分3R>
ノハ・コホノール(フランス)
ヘイリー・コーワン(米国)

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