【DEEP Tokyo Impact2025#01】得意のバック狙い&流血しながら打ち負けない杉山が濱口をスプリットで下す
【写真】自分の形にハメた杉山がスプリットながら勝利(C)MATSUNAO KOKUBO
<バンタム級/5分3R>
杉山廣平(日本)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
濱口奏琉(日本)
濱口がプレスをかける。左右にステップを踏む杉山だが、ケージを背負わされてしまう。右カーフを受けた杉山がシングルレッグで組み、濱口に尻もちを着かせた。立ち上がる濱口のバックに回る杉山。左足を差し入れてグラウンドに引きずり込んでいく。起き上がる濱口に対し、杉山がバックコントロールからバックマウントを狙う得意の展開に。崩して右足を差し入れた杉山が自ら尻もちを着く。濱口の左腕を抑えてバックコントロールを続ける杉山。足を抑えられているため濱口が正対できない。すると濱口が杉山を前に振り落とした。
杉山はすぐにスクランブルからバックに戻る。正対しようとした濱口を倒してバックマウントを狙う杉山は、右足を差し入れて右腕を首に回す。これは濱口が防いだが、杉山は立ち上がった相手の背中に乗る。ここで濱口が正対し、パンチの連打を浴びせた。杉山が距離を取ると、濱口が左ボディを突き刺す。濱口の右カーフを受けても止まらない杉山は、相手のパンチをブロックしながら顔面に右ストレートを突き刺した。
2R、杉山がシングルレッグを切られると打ち合いへ。パンチの交錯から濱口が右カーフを蹴る。杉山はシングルレッグでドライブし、1Rと同様にバックを狙う。濱口は杉山の左足をすくったが、体勢を入れ替えることはできず。杉山が右腕を首に回して背中に乗る。ここは乗り切れなかったものの、ボディロックで濱口をケージに押し込み、やはりバックを狙う。
立ち上がって正対した濱口に対し、今度はダブルレッグから足をすくい上げた。そのまま左足を差し入れて、やはりバック狙いから濱口の動きを制する杉山。離れた濱口との打撃戦から、またも杉山がシングルレッグからドライブする。押し込まれた濱口は右ヒジを連打したが、そのまま尻もちを着かされ、さらにバックを狙われる。杉山のクラッチの間をすり抜けた濱口がスタンドに戻ると、やはり杉山はシングルレッグ、ダブルレッグで濱口をケージに押し込んでいく。そして左足を差し入れてシングルバックでラウンドを終えた。
最終回、濱口がプレスをかけながらパンチを振るう。組んできた杉山をケージに押し込み、肩パンチを浴びせる。杉山が離れようとすると、濱口は左スピニングバックフィストを繰り出すも空振り。打ち合いで濱口の右が杉山の顔面を捉える。シングルレッグで組んできた杉山を前に振り落とす濱口。しかし、ここでも杉山がスクランブルからバックを狙う。左足を入れて引き倒そうとする杉山、濱口は腰を防ぎ正対した。
ロングのパンチを浴びせる濱口。杉山も鼻から出血が見られる。杉山のシングルレッグを内股で返した濱口だが、やはり杉山のバック狙いを崩すことができず。杉山はハイクロッチで一度尻もちを着かせ、またもバック狙いに戻る。潰されて尻もちを着いた杉山がスタンドに戻った。ケージ中央で打ち合う両者。杉山のシングルレッグに対し、濱口はスプロールの体勢で足を滑らせたが、最後まで打ち合って試合終了のゴングを聞いた。