【IT’S SHOTIME】サワー、戦い納めは不完全燃“勝”に
■70キロ/3分3R
アンディ・サワー(オランダ)
Def.3R終了/判定5-0
パヨンスック・スーパープロサムイ(タイ)
ジョルジオ・ペトロシアンの欠場により、パヨスック・スーパープロサムイと対戦することになったのは、アンディ・サワー。S-CUP連覇を逃したサワーだが、2010年最後の試合をいい形で締めくくりたいことだ。1R、スロースターターの両者だけに、いきなり見合う場面が続く。サワーはローキック、前蹴り。パヨンスックは、距離を取って様子を見る。
左フックを放つパヨンスック。サワーは右ミドルキック。パヨンスックは、これをかわして右ローキック、左ミドルを放っていく。途中でバッティングを受けてしまったサワー。ラウンド終了間際にはローブローまでもらってしまい、どうにもペースが掴めない。
2R、右ローキックで攻撃するサワー。パヨンスックもローキックを返す。サワーはヒザ蹴り。これをかわしたパヨンスックは、首相撲で振り回す。距離をとり直すと、右ローキックで攻めるサワー。パヨンスックは、フックとミドルキックで反撃に出る。
サワーは右ローキックからフックで崩しにかかるが、パヨンスックのディフェンスに阻まれる。足をすくわれて、回転させられるサワー。いつものラッシュがかけられないまま試合は最終ラウンドへ。
3R、サワーはワンツースリーと連打をみせる。パヨンスックはディフェンス。右ローキックからヒザ蹴りにつなげる。前蹴りで突き放すパヨンスック。サワーは左ボディを打つが、これも前蹴りに阻まれる。左アッパーでKOを狙うサワーだが、これはヒットしない。
距離が詰まれば組みつくパヨンスックは、注意を受けてもクリンチを続けたため、ペナルティを命じられる。試合は噛み合わないまま、試合終了。サワーが勝利を収めたが、首を捻って納得がいかない表情をみせた。