【LFA202】フレーム差を活かして戦ったディンウッディ、3Rのピンチを凌いでアギーレに判定勝ち
【写真】スタンド・グラウンドともにディンウッディのフレームの大きさが目立つ試合展開だった(C)MMAPLANET
<138.8ポンド契約/5分3R>
シエラ・ディンウッディ(カナダ)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
コール・アギーレ(米国)
ディンウッディの計量オーバーによりキャッチウエイトで行われた一戦。両者が並ぶと身体のサイズの差が目立つ。前に出るディンウッディに対し、アギーレは前足への左右のロー。ディンウッディはそこに右ストレートを伸ばし、右ローを蹴り返す。アギーレは足を使って右ローとミドル。ディンウッディがパンチで前に出てくるとサイドキックで突き放す。ここでディンウッディが右ミドル→左の前蹴り→右スピニングバックフィストでダウンを奪うと、組みつくアギーレをがぶる。
立ち上がるアギーレだが、ディンウッディが右腕を差してケージに押し込む。アギーレも態勢を入れ替えてヒザ蹴り。ケージ際での攻防が続く中、アギーレが離れ際にヒジを入れた。試合がスタンドに戻ると、ディンウッディが右ハイから前に出る。再び組みついてアギーレをケージに押し込むが、アギーレがディンウッディをケージに押し込み返してヒザ蹴り。ディンウッディもスペースを作ってヒジやヒザ蹴りを返すが、アギーレがケージに押し込む形でラウンド終了となった。
2R、ディンウッディがジャブから前進。アギーレは前足へのローと細かいパンチを返す。ディンウッディは首相撲に捉えてヒザ蹴りを入れて、アギーレをケージまで押し込む。ディンウッディがボディロックからテイクダウンを奪うと、そのままサイドへ。アギーレが首を巻いてポジションを返そうとするが、ディンウッディがアギーレのバックに回る。アギーレはディンウッディを前方に落とすようにして、ディンウッディのバックにつきつつ、グラウンドで上になる。
ここでディンウッディもフックガードでスイープし、インサイドガードからヒジを落とす。後転して逃げるアギーレの後ろについてバックコントロールするディンウッディ。一度はアギーレが立ち上がるがバックについたまま強引にテイクダウンする。アギーレがガードに戻すとディンウッディが立ち上がり、試合はスタンドに戻った。スタンドではディンウッディが右を振って前に出て、アギーレをケージに押し込み、再びボディロックから終了間際にテイクダウンを奪った。
3R、すぐに前に出るディンウッディが首相撲からヒザ蹴り。下がるアギーレをパンチで追いかけるが、そこにアギーレがカウンターの右フック。この起死回生の一発でダウンを奪うと、そのままアギーレがグラウンドで上になる。ディンウッディのヒールフックを外したアギーレがサイドポジションで抑え込んでマウントへ。
身体を起こしてヒジを落とすが、ディンウッディがアギーレの体を突き放してブリッジで脱出。アギーレのバックについて四の字クラッチからパンチを入れる。アギーレも正対して上のポジションを返すが、ディンウッディがアギーレを蹴り離してすぐに上のポジションを取り返す。ディンウッディはアギーレの足を捌いてサイドにつくと、最後はバックを取って顔とボディにパンチを入れて試合終了となった。フレーム差を活かす試合運びを見せたディンウッディが、3Rにダウンを奪われるピンチを乗り越えて判定勝利を収めた。