【Eternal MMA92】開始早々のピンチを乗り越えたマルチネスが、コステロをRNC葬&二階級制覇達成
<Eternal MMA豪州ウェルター級王座決定戦/5分5R>
デヴィッド・マルチネス(豪州)
Def.3R3分45秒by RNC
スティーブン・コステロ(アイルランド)
マルチネスの左ミドルに対し、ワンツーで前に出たコステロが右をヒットさせる。そのままは右を続けるコステロだが、マルチネスの右を返して蹴りから組みつく。ボディロックからバックに回ったマルチネスは、正対して頭を抱えるコステロに細かいパンチを打たれる。完全に正対したコステロが、ウィザーでテイクダウンを防ぐ時間が続く。シングル、ボディロック、そしてダブルと執拗にテイクダウンを狙うマルチネスがエルボーを狙う。
コステロが離れると、ジャブでマウスピースを吐き出す。これをマルチネスが拾って、手渡す場面に笑いと拍手が起こる。直後にダブルレッグでケージにコステロを押し込んだマルチネスだが、テイクダウンは奪えず離れる。右を当てて組んだマルチネスがエルボーを入れる。さらにヒザをボディに突き上げ、エルボーからシングルのコステロ。残り30秒でブレイクが入り、コステロが左右のフックで前に出る。マルチネスが左を打ち返して時間となった。
2R、すぐにシングルで組みついたマルチネスが、ボディロックへ。ウィザーのコスエロが掌底を打つ。マルチネスはバックに回る。正対して距離を取り直したコステロは、すぐにダブルレッグからバックを許す。ワンフックのマルチネスは、コステロの前転でグラウンドに移行し両足をフックする。絞めを防ぐコステロが、座った状態まで持ち直す。再び背中をつけ、両足をフックしなおしたマルチネスだが、コステロは胸を合わせてスタンドに戻る。ジャブ、アッパー、エルボーを繰り出したコステロだが、左を被弾してダウン。すぐに立ち上がったコステロに対し、マルチネスはシングルレッグ。ダウンを奪いながら、もったいないクリンチの攻防で時間を使い、ラウンドが終わった。
3R、前蹴りから右を伸ばしたコステロ。右フックにマルチネスはシングルに出る。マルチネスは時間をかけテイクダウンを狙いつつ、ボディロックに切り替える。さらに頭を押し込んで左で殴り、すぐにレベルチェンジとコステロを削る。焦れたコステロは小手投げを仕掛け、逆にボディロックテイクダウンを許す。マルチネスはサイドで抑え、スクランブルでバックへ。ワンフックで殴ったマルチネスは、前方に落としにかかったコステロにRNCをセットする。一度はパンチに切り替えたマルチネスがしっかりとセットしなおし、コステロからタップを奪った。
元暫定ライト級王者だったマルチネスは、Eternal MMA二階級制覇を達成し「右で殴られて目が覚めた(笑)。セコンドの指示通り戦ったんだ」と笑顔で話した。