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【LFA201】30-24!! ウラジミール・デインコ、殴り続けヴィエイラを嬲り殺し。対抗戦はロシアが先勝

<ヘビー級/5分3R>
ウラジーミル・デインコ(ロシア)
Def.3-0:30-24.30-26.30-27
アンドレ・ヴィエイラ(ブラジル)

ブラジル×ロシア対抗戦は、ヘビー級から。デインコがジャブで前に出ると、ヴィエイラは左フックを振るう。左右のローのヴィエイラに対し、デインコは左右のフックでプレッシャーをかける。ケージの前でサークリング、近づくとクリンチというヴィエイラは前蹴りからワンツーを受ける。右を当てた直後に、右を打ち返されたヴィエイラは明らかに嫌がった表情を見せ、ラッシュに背中を見せて離れる。

それでも正対し、殴られながら必死に左フックを振るうヴィエイラだが、デインコが右カーフを冷静に入れる。デインコはワンツー、続いてボディからカーフを蹴り込む。ヴィエイラはガードの上から殴られる。デインコは勝負を急ぐことなく、右を当てる。ヴィエイラのワンツーをかわしたデインコが、右ミドルをキャッチされるが、テイクダウンは許さない。逆にヴィエイラを崩して、がぶりからバックへ。テイクダウンを奪われたヴィエイラがスクランブルから正対して離れる。と、打撃の交換でアイポークがありデインコがブレイクを要求。再開後は、大きな動きなくデインコが初回を取った。

2R、ジャブの応酬から、踏み込んでショートの右をデインコが入れる。ヴィエイラのオーバーハンドをかわしたデインコが右カーフ。ヴィエイラもインローを返す。デインコがワンツーを当て、ボディから顔面を打っていく。明らかに劣勢なヴィエイラだが、パンチを被弾してもダメージは感じさせない。デインコ優勢のまま、ワンツーを被弾したヴィエイラはケージを背負って鼻血を流し、右目が腫れている。着実にパンチを入れ、ヴィエイラは反撃はかわすデインコが、自らの攻撃だけ入れ続ける展開にブラジルの観客は静まり返った状態が続いた。

最終回、大きな声を上げてヴィエイラを後押しする観客たち──だが、ワンツーを被弾したヴィエイラが頭を後方にもっていかれる。デインコはボディから顔面と痛め続け、一定の距離を取ったまま攻撃を続ける。ヴィエイラが勝負を諦めないことで、デインコ優勢の膠着状態というブラジルのファンからすると、最悪の展開が続く。ヴィエイラも逆転を賭けて、伸るか反るかという勝負にいくことはできない。残り30秒、距離を詰めて倒しにいったデインコ。ヴィエイラも打ち返し、最後は館内が盛り上がり時間を迎えた。

結果は当然デインコの判定勝ち──ジャッジ1人は30-24をつけ、ロシアが先勝した。


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