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【LFA201】ブラジルで伯×露のチーム戦が組まれた理由。ソアレスCEO「LFAで戦えば世界中のどこでも」

【写真】米国でこれだけ国際戦を組むことができるのは、それだけ米国在住の非米国人ファイターが多いということ。ドメスティックファイトのバジェッドで国際戦が組めるのは強みだ(C)MMAPLANET

7日(金・現地時間)、ブラジルはカジャマルのジナージオ・ド・ポビーリョで開催されるLFA201「Conceicao vs Silva」では既報の通り、ブラジル×ロシアの国別対抗戦が組まれている。
Text Manabu Takashima

7年間で300人以上のファイターをUFCに送り出し、現時点のUFCとの契約下ファイターの14パーセントがLFAで戦ったことがある。さらにUFCのオフィシャルランキングにはLFA出身ファイター38人がランクインされている等々、#01フィーダーショーとして活動を続けるLFAだが、基本──振り落とすのが困難なほど、人材の宝庫であるブラジル大会は同国の選手によるドメスティックショーが基本だった。


国際戦が組まれてもアルゼンチン、コロンビアなど南米のファイターぐらいだったが、今大会の国別対抗戦に先立ち昨年11月のサンパウロ大会=LFA197では暫定女子ストロー級王者ナターシャ・クジウチナがヤズミン・ギマリャエスを相手に防衛戦を戦っている。

今年に入って2大会を米国内で消化しているLFAだが、メインンカード13試合に出場した26選手のうち米国人ファイターは14人で、他の国の選手は12名と46パーセントが開催地のパスポートを持っていない。また国際戦の割合は6割を超え、非米国人対決も5試合を数える。

LFAのエド・ソアレスCEOは「国際戦、国際大会を増やしてく」と同プロモーションの方向性を語っているが、ブラジルでロシアとの対抗戦が組まれたのはまた違った理由がある。UFCの前段階で何が必要か──そこを追求するLFAの姿勢が見て取れた。

エド・ソアレス
「多くのブラジル人ファイターが、ロシアに遠征をして困難な状況下で試合をしてきた。ロシア×ブラジルという対決が常にロシアで実施されている現状を打破し、ブラジルでロシア人選手とブラジル人選手を戦わせる機会を設けたわけだ。加えて……時折り、ロシアではフィニッシュをしない限り、他の国の選手は判定勝ちができないという試合が見られている。ブラジル人×ロシア人をブラジルで行っても、オフィシャル・コミッションの管轄下で、フェアなジャッジで試合が遂行されるという良い例を今回のイベントで示したい。

ブラジル大会だから、ブラジル人を勝たせるということではない。だから対戦相手はタフなロシア人選手を用意している。LFAが求めているのは、イージーファイトでフィニッシュ勝利を挙げるということではない。それはショーン・シェルビーも共通認識で。UFCに行くための準備をファイトウィークを通じて経験してもらい、ここで勝ち上がってUFCでも勝てる力をつけることなんだ。LFAで戦えば、世界中のどこでも戦える。そういう試合を組んでいくつもりだ」

■視聴方法(予定)
2月8日(土・日本時間)
午前9時00分~UFC FIGHT PASS
LFA201「Conceicao vs Silva」

■ メイン対戦カード

<LFA女子ストロー級選手権試合/5分3R>
[王者]ホージー・コンセイソン(ブラジル)
[挑戦者]ラニー・シウバ(ブラジル)

<LFA暫定フライ級王座決定戦/5分3R>
マルコス・デグリ(ブラジル)
リンコン・サントス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ジョゼ・デラーノ(ブラジル)
アブ・ムスリム・アリカハノフ(ロシア)

<ライト級/5分3R>
パウロ・エンヒッキ(ブラジル)
ウラジミール・カヌニコフ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
アンドレ・ヴィエイラ(ブラジル)
ウラジーミル・デインコ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ハファエル・ペライア(ブラジル)
ジャンデルソン・バヘット(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
フィリッピ・ギダーニ(ブラジル)
ジョン・ブライアン(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
クレベルソン・ソウザ(ブラジル)
リンコン・サントス(ブラジル)

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