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【Shooto2025#02】因縁の王座戦が仕切り直し、王者SASUKE×挑戦者・椿飛鳥が3.16後楽園で実現

【写真】椿、その辺りで止めておいた方が良い。そう思った人も少なくないだろう(💦)(C)MMAPLANET

3月16日(日)東京都文京区の後楽園ホールで開催されるプロフェッショナル修斗公式戦の第一弾対戦カードが決定した。
text by Takumi Nakamura

世界フェザー級王者SASUKE×挑戦者・椿飛鳥の一戦が改めて今大会でマッチメイクされた。当初この一戦は昨年11月の後楽園大会で決まっていたが、SASUKEが練習中に左膝を負傷(左膝外則側副靱帯損傷)したため欠場。約4カ月後にスライドする形で行われることとなった。


最初のカード決定時からSNS上で舌戦を繰り返し、遺恨を深めていたSASUKEと椿。1.19後楽園大会では両者がケージに並んでのカード発表となったが、椿が外国人のボディガードを伴って登場し「今日はケージの中で挨拶があるということで、何かあったらいけないと思ってボディガードを用意してきました。(ボディガードの英語のコメントを受けて)3月16日は椿飛鳥が必ずチャンピオンになると言っています。SASUKE選手の怪我が大したことなくてよかったです。応援よろしくお願いします」と人を食ったような挨拶でSASUKEを挑発する。

これを受けてマイクを渡されたSASUKEは「まず去年行われるはずだった試合を自分の怪我で欠場してしまい申し訳ありませんでした。怪我は無事に治ってきていて、当日はベストパフォーマンスを出せると思います」と負傷欠場を謝罪したあと、椿に向かって「おい、寒いことすんなよ。自分の実力は本人が分かっているはずなんで、ミスマッチと言われる試合ですが、やりすぎるとかわいそうなんでやさしくしてあげようと思います。以上」とマイクを投げ捨て、フォトセッションに応じることなくケージをあとに。

ケージ内の空気が張り詰める中、椿は「SASUKE選手の怪我からの復帰戦の応援よろしくお願いします」とSASUKEのイラつきに火を油を注ぐような言葉を残した。

仕切り直しとなった因縁の王座戦。11月の王座戦が延期になると、椿は12月のBreakthrough Combat02にプログレスルール(グラップリング)で参戦し、城戸泰介から勝利を収めた。MMAの試合ではなかったものの勝敗がつく試合の場に立ち、MMAグラップリング=プログレスルールでの勝利したことは椿にとって大きな経験になったはずだ。

一方のSASUKEは前回の対戦決定時、UAEWやZFNからオファーがあり、Eternal MMAではタイトル戦も予定されていたが実現には至らず。来るべき海外での試合に向けて、椿を修斗において片づけておくべき相手として椿を捉え、今回の試合発表後も自身のSNSで「禊の仕事です」とコメントしている。

紆余曲折を経てケージ内で決着をつけることになるSASUKEと椿だが、実力・実績でSASUKEが上回っている事実は変わらない。SNSでの挑発も含め、ケージ外では先手を取る椿が試合までにどんな戦略を練ってくるかに注目したい。

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