【UFC310】引き込んで腕十字を極めかけたクロンだが…最後はミッチェルがスラムからのヒジでKO
<フェザー級/5分3R>
ブライス・ミッチェル(米国)
Def.3R0分39秒 by KO
クロン・グレイシー(ブラジル)
サウスポー同士の両者、クロンが前蹴りとジャブで前に出ていく。ガードを上げて距離を詰めるクロンに対し、ミッチェルはボディにパンチを振って、首相撲からヒザ蹴り。クロンがガードに引き込むと、ミッチェルがハーフガードでトップキープする。クロンはクローズドガードに戻すと、ミッチェルの上体をホールドする。ミッチェルは頭をクロンの顔につけ、首相撲のように内側から手を入れて細かく殴る。
クロンはミッチェルの右腕を抱えてアームバーを狙うが、ミッチェルも腕を抜いて対応する。クロンはクローズドガードを取ったまま再びアームバーや腕十字を狙うがミッチェルのベースを崩せない。ミッチェルは体を起こして右ヒジ、細かくボディにパンチを落とす。クロンはミッチェルの左腕にもアームバーを狙うが極まらない。この態勢のままラウンド終了を迎えた。
2R、ミッチェルが右の前蹴り、それをフェイントにして左ストレートを当てる。クロンもジャブ・左ストレートで前に出ていくが、ミッチェルがワンツーを当ててヒザ蹴り。これでクロンが下がるが、1Rと同じく組みの攻防になるとクロンが引き込む。
クローズドガードのクロンに対し、ミッチェルはクロンの顔を押してパンチを入れる。立ち上がったミッチェルはスタンドを要求する。試合がスタンドに戻るとミッチェルはワンツーと右ヒザ、クロンもワンツーで前に出て組みになると引き込む。ここでクロンはミッチェルの左腕を取って腕十字を仕掛け、ミッチェルが腰を上げると三角絞めへ移行する。
クロンはバックも狙うが、ミッチェルはクロンの体をケージに押し込んでディフェンスする。ここでクロンが再び腕十字を仕掛け、ミッチェルの左腕を伸ばす。ミッチェルも完全に腕は伸ばさせず、亀になるクロンに一気にパンチを入れる。
3R、クロンがガードを上げて前に出るミッチェルはアッパーを突き上げてヒザ蹴り。これでバランスを崩したミッチェルだが、すぐに立ち上がる。ミッチェルはワンツーと左ボディ、首相撲からヒザを突き差す。
クロンが飛びついてクローズドガードで飛びつくと、ミッチェルは前腕でクロンの顔を押しながら、引き込むクロンを頭からマットに叩きつける。これが効いたか、クロンの動きが一瞬鈍ると、ミッチェルは左ヒジを連打。これで完全にクロンの動きが止まり、レフェリーが試合を止めた。