【PFL2024#10】スタンドでプリマスを寄せつけず。ラバダノフが3度ダウンを奪いライト級を制す
<ライト級決勝/5分5R>
ガジ・ラバダノフ(ロシア)
Def.3R2分31秒by TKO
ブレント・プリマス(米国)
静かな立ち上がりのなかラバダノフがカーフを蹴る。プリマスは左右のフックで前へ。ラバダノフがもう1度カーフを蹴り、プリマスの前進にダブルレッグを合わせてテイクダウンを決める。ラバーガードのプリマスが下からパンチを入れる。一度はラバーを解かれたプリマスだが、ラバダノフが腰の後ろに手を回してくるので再度ラバーガードに入る。ラバダノフは腕を抜いてパンチを入れるが、プリマスのラバーガードの前に強いパウンドを打つことができない。
ハイガードから四角、さらに三角をプリマスが狙ったところで時間となり、ラバダノフがイライラを隠せないでいた。
2R、初回と同様にカーフを蹴るラバダノフ。プリマスが左フックを振って前に出る。ローにフックを合わせようとするプリマスは左を入れ、シングルレッグを切る。ラバダノフもワンツーを返し、構えを変える。プリマスのフック&ステップインに、左に続く右を打ち込んでダウンを奪ったラバダノフは再びハイガード、そしてラバーに中に収まる。
残り2分で左足を抜いてハーフとなったラバダノフが、ラバーガード狙いに立ちあがってローを連続で蹴る。飛び込んでパウンドを落とそうとしたラバダノフに対し、プリマスは足関狙いからZハーフガードに取ってエルボーを打つ。上のラバダノフも左エルボー、右のパウンドは空振りし時間となった。
3R、ワンツーでステップインのラバダノフが、続く右で2度目のダウンを奪う。ここはガードの中に入らず、スタンドで待ち受けたラバダノフにプリマスが右ハイを狙う。誘うラバダノフにワンツーを決めたプリマスが、スピニングバックフィストに。構わずラバダノフで前に出るラバダノフが右アッパーを決める。さらにワンツー左フックをテンプルに決めるとプリマスの動きが止まる。ここで追い打ちの右を打ち抜いたラバダノフが2024年PFLライト級を制した。