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【DEEP JEWELS47】ローキャッチ&カウンターで鈴木に完封KO勝ちの中井が渡辺華奈戦をアピールも――

【写真】一方的な内容で勝利した中井。国内女子フライ級で一歩抜けた存在であることは間違いないが……。(C)MATSUNAO KOKUBO

<58キロ契約/5分3R>
中井りん(日本)
Def.1R3分32秒 by TKO
鈴木”BOSS”遥(日本)

ガードを下げて構える鈴木に対し、中井はガードを上げてプレスをかける。鈴木は左インロー、中井が右アウトローを蹴り合う。右ストレートを伸ばしながら鈴木の右ローをキャッチしようとしたが掴めず。中井は左ジャブを上下に散らし、鈴木のワンツーをダッキングでかわした。ショートのコンビネーションで鈴木にケージを背負わせ、さらに下がる鈴木の顔面に右を入れる。鈴木の右ローを払って倒した中井。すぐに鈴木も立ち上がるが、完全に右ローはキャッチを狙われている。

頭を振りながらパンチを放ち、追っていく中井。右クロスで鈴木を真っ直ぐ下がらせると、右ローをすくい上げて尻もちを着かせる。コツコツと右ストレートを効かせた中井は、右ローに対して左フックをカウンターで合わせた。この一撃でダウンした鈴木にパウンドの連打を浴びせ、レフェリーストップを呼び込んだ。

試合後、いつもの伸身宙返りを3回連続で見せた中井はマイクを握り、髪に書かれた文面を読み上げる。「私は渡辺華奈より強いし上だと思っていますが、何回も試合を申し込んでも断られたと聞いています。逃げずに私と試合をしてください。どこの興行でも良いので試合してください」とのことだが――PFLとの契約下にある渡辺との対戦を申し込んだということは、中井サイドからPFLにコンタクトを試みたということか。それ以外「何回も試合を申し込んでも断られた」というのは考えられないが……。しかしながら「~~と聞いています」ということから、実際のところは不明だ。いずれにせよ、中井にとっても次のステップが必要となっていることは間違いない。


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