【UFC122】岡見が難関マーコート戦乗り越え、王座挑戦へ
11月13日(土・現地時間)、ドイツのオーバーハウゼン、ケーニッヒ・ピルスナー・アリーナでは、UFC122「Marquardt vs Okami」が開催された。
その大会名の通り、メインイベントでは、ネイト・マーコートと岡見勇信が激突。試合は序盤からテイクダウンを仕掛けた岡見が削り合いを挑むも、2R、マーコートも岡見の小外掛けを強引に潰してテイクダウンを奪う拮抗した展開に。スタンドでは終始プレッシャーをかけて、ジャブを当てていった岡見だが、3Rにはマーコートに再びテイクダウンを奪われるなど、ジャッジ泣かせの一戦となった。
それでも、試合を終え、裁定の結果は3-0で岡見を支持した。試合後のインタビューでは、「良い試合ができなくて、すいません。アンデウソンと戦って世界王者にないたい」とファンに詫びたものの、これまでのキャリアで最も大切な試合を乗り越え、悲願の王座挑戦を手繰り寄せる勝利。来年2月5日に行われる、UFC世界ミドル級選手権試合=アンデウソン・シウバ×ヴィトー・ベウフォート戦の勝者との対戦に狙いを定めた。
また、ホルヘ・リベラ×アレッシオ・サカラの試合は、サカラの体調不良で中止となり、セミファイナルには、ドイツ出身のデニス・シバーとアンドレ・ウィナーの一戦が繰り上がった。
試合は、序盤からウィナーがキレのあるパンチ、ローを見せるも、右フックを狙ったところでシバーのカウンターの左フックが炸裂した。ダウンを喫したウィナーに、パウンドからリアネイキドチョークに移行したシバーが、観客総立ちとなる一本勝利を挙げた。