【TTFC10】ラストファイトの大越が2Rにヒールで攻め込むも、延長戦は小森に押し込まれ判定で敗れる

2024.08.16

【写真】延長戦にもつれこんだタフファイトを小森が制した(C)MMAPLANET

＜フェザー級／5分2R+Ex＞
小森真誉（日本）
Def.Ex3-0:10-9.10-9.10-9
大越崇宏（日本）

小森が左ミドル、右インローと蹴りを散らす。大越はダブルレッグで組みつき、ケージに押し込んだ。左腕を差し上げ、右ボディブローで削る。小森が体勢を入れ替えて押し返した。小森は右オーバーフックからヒザ蹴りをボディに突き刺す。切り返した大越はニータップからバックに回る。左足を差し入れて尻もちを着かせたが、小森もすぐにスクランブルから立ち上がった。

ケージ際の差し合いが続くなか、小森が大越のテイクダウンを警戒して動いている。大越はシングルレッグ、アンクルピック、ハイクロッチと攻め立てるがテイクダウンには至らない。右腕を差し上げてた小森のヒザ蹴りを受ける大越。大越もパンチを返すが、小森がケージに押し込んで初回を終えた。

2R、小森が距離を詰めて左インローを当てる。パンチを振りながら組みついた大越だが、差し返されて小森にケージに押し込まれてしまう。右腕を差し上げて左右のヒザをボディに突き刺す小森。大越は頭をおっつけ、小森の右足を取ってサドルの体勢に。しっかりと四の字で小森の右足を固めて外ヒールを狙っていく。

小森は鉄槌を打ち込む。上半身を起こしてカカトを入れさせない小森。体を起こした大越の首を抱え、右の連打を浴びせる。大越は小森の右足を左右に揺さぶり、外ヒールの体勢に入るが極めることはできず。さらに内ヒールに切り替えるもラウンド終了のホーンが鳴った。

裁定はジャッジ1名が20-18で小森につけるも、2名が19-19のドローで延長戦に持ち込まれる。

延長戦、小森のパンチをかわした大越がケージに押し込んでいく。大越のダブルレッグをスプロールした小森がガブった。右手を着いて腰を上げた大越に対し、小森はシングルレッグから大越の左足を両足で挟む。この体勢を嫌がった大越が背中を見せた。小森はバックコントロールへ。

大越が小森の右腕をキムラで抱えるも、すぐに小森が切った。大越は苦しい表情を浮かべながら正対する。小森は胸を合わせて大越をケージに押し込む。ケージ際での差し合いから、離れた両者は打ち合いを展開し、すぐに小森がケージまでドライブした。小森はボディへのヒザ蹴りからダーディボクシングで右アッパーを突き上げる。最後は差し合いから打ち合いへと移行し、試合終了のホーンを聞いた。