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【TTFC10】唐沢のTD&バックを凌ぎ続けた永井が打撃を効かせ、マジョリティ勝利で無敗を貫く

【写真】唐沢も1Rに良い場面をつくったが、永井が攻め切った(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分2R+Ex>
永井奏多(日本)
Def.2-0:20-18.20-18.19-19.
唐沢タツヤ(日本)

サウスポーの唐沢に対し、永井が左に回る。左ローを放つ永井。唐沢は左ミドルを見せた。永井がプレスをかけて唐沢にケージを背負わせる。唐沢はシングルレッグからドライブし、尻もちを着かせてから立ち上がる永井のバックに回る。正対した永井をシングルレッグで押し込む唐沢。ダブルレッグに切り替え、逃げる永井からバックマウントを奪った。四の字フックで固められた永井が立ち上がる。自サムアップから自コーナーに唐沢を運んだ永井に、会場から声援が贈られる。

四の字フックを解かれた唐沢がバックから引き込むと、永井がトップに回った。立ち上がった永井がスタンドを促しながらパンチを放つと、その隙に唐沢がダブルレッグで飛び込む。再びグラウンドに持ち込んだ唐沢はケージに押し込むが、永井が立ち上がって正対する。しばし押し込んだあと永井は離れ、疲労が見られる唐沢に右ストレートと左ハイを浴びせる。さらに右ストレートをボディに突き刺し、唐沢のダブルレッグをスプロールしてパウンドを落としていった。

最終回、唐沢の左ハイをかわし、さらにニータップをスプロールする永井。明らかに唐沢の動きが落ちている。組みつく唐沢にカウンターの右テンカオを胸に直撃させた永井だが、そのまま足を取られケージに押し込まれてしまう。唐沢は尻もちを着かせ、バックに回り、ケージ際でハイクロッチに組み替えた。耐える永井が離れ、背中を着けたままの唐沢を挑発する。立ち上がった唐沢を左フックで倒した永井は、トップからパウンドとヒジを落とす。唐沢はハーフガードで耐えるも、永井が立ち上がるとシッティングガードから動かない。

立ち上がった唐沢はシングルレッグをスプロールされると、完全にスタミナが切れたか。さらにスプロールからバック、トップに回る永井はスタンド勝負を選んだ。唐沢にケージを背負わせ、右を浴びせる。テイクダウンを切り、右ボディストレートを突き刺した永井。スタンドで戦うスタミナを切らした唐沢に対し、ダースチョークの形に入るも深追いはせず。試合終了まで唐沢のシングルレッグをスプロールし続けた。

裁定は永井がマジョリティの判定勝ちを収め、これでMMA戦績を5勝1分とし無敗を貫いている。


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