【UFC ESPN57】キャノニアーにケージへ押し込まれるも、右でグラつかせたイマボフが追撃で逆転TKO勝利
<ミドル級/5分5R>
ナソーディン・イマボフ(フランス)
Def.4R1分34秒 by TKO
ジャレッド・キャノニアー(米国)
ガードを下げて距離を詰めるイマボフに対し、キャノニアーがプレスをかけて右を振るう。右カーフを当てたイマボフ、キャノニアーもケージ中央で右カーフを当てる。イマボフが左ジャブを突くとキャノニアーが下がった。距離を詰めて組んだキャノニアーがケージに押し込み、足払いでイマボフを倒す。グラウンドでバックに回るキャノニアー。イマボフが立ち上がるとキャノニアーが離れた。スタンドに戻ると打撃の交錯でイマボフにアイポークの注意が入る。その後もキャノニアーが右目を気にして、イマボフにアイポークをアピールする。
キャノニアーの右カーフでバランスを崩すイマボフ。しかしショートの左ヒジを叩き込む。キャノニアーはワンツーを放つ。キャノニアーの右カーフをキャッチしたイマボフが、足を払って背中を着かせた。立ち上がるキャノニアーが組みつき、ドライブする。四つから足払いで崩していくキャノニアー。左腕を差し上げてからニータップへ。これもイマボフは凌ぎ首相撲の体勢へ。キャノニアーは頭を抜いて右腕を差し上げ、四つで組んでいった。
2R、キャノニアーはスイッチしながら左右に動く。イマボフの右ストレートが伸びる。サウスポーから左ストレートを繰り出すキャノニアーに、イマボフも右を合わせた。オーソドックスに戻したキャノニアーが足払いで倒すと、イマボフは後転して立ち上がる。すぐに組んだキャノニアーがハイクロッチでケージに押し込み、倒せないと左腕を差し上げた。離れたキャノニアーにイマボフが右ストレートを浴びせる。ケージ中央ではキャノニアーが左ジャブでイマボフの顔を跳ね上げる。
受けると下がるイマボフをケージに押し込んでいくキャノニアー。左腕を差し上げ、頭をおっつけていく。イマボフは首相撲でキャノニアーの頭を下げ、横から右ヒジを突き刺す。頭を起こしたキャノニアーは右腕を差し上げ、イマボフが頭を押さえてくるとダブルレッグに切り替える。切り返したイマボフが離れてパンチを振るう。一度下がったキャノニアーは右カーフ、右前蹴りを見せるがイマボフの右ストレートを食らった。しかし下がりながらもキャノニアーが右を打ち返し、ケージに押し込んだ。体勢を入れ替えたイマボフが、アッパーを織り交ぜるコンビネーションで攻め立てラウンドを終えた。
3R、キャノニアーが右に回りながらワンツーを繰り出す。右を受けたイマボフに、キャノニアーが右ボディストレートを突き刺す。イマボフは右ストレートを打ち下ろし、頭を上げたキャノニアーの左ワキをくぐってバックへ。ケージ際でバックコントロールするイマボフに対し、キャノニアーが体勢を入れ替えた。ケージ際の差し合いから離れた両者。イマボフがキャノニアーの右カーフに合わせて右を打ち込んでいく。
右カーフのタイミングを掴まれたキャノニアーは、またも組んでケージに押し込む。イマボフが離れると、ケージ中央でキャノニアーが右フックを打ち込んだ。今度はイマボフの右ストレートに、キャノニアーが右ミドルを合わせる。さらに組んでドライブしたキャノニアーに対し、イマボフは離れ際にヒジ、離れてハイキックを繰り出した。
4R、イマボフが距離を詰めていく。キャノニアーもパンチを振るうが、イマボフの右がキャノニアーを襲う。キャノニアーは離れて右カーフ、さらに右スピニングバックエルボーを繰り出すが、イマボフに組みつかれた。バックを奪われるもケージ際で凌いだイマボフ。ケージ中央に戻ると、イマボフの右を受けて大きくグラついた。
背中を見せて距離を取るキャノニアーに襲い掛かるイマボフ。打ち返すことができず、イマボフの右をアゴに食らい下がり続けるキャノニアー。イマボフの追撃に対し、頭を下げて真っ直ぐ下がったキャノニアーの見て、レフェリーが割って入りストップを宣告した。キャノニアーはストップに不服な表情を浮かべ、観客も大ブーイングを浴びせる。しかし何度もグラつき、背中を見せて下がる&真っ直ぐ後ろにフラフラ下がる状態ではストップも致し方ないだろう。