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【UFN251】初回に2度ダウンのキャノニアー、心は折れずホドリゲスを4R逆転KO

<ミドル級/5分5R>
ジャレッド・キャノニアー(米国)
Def.4R0分21秒by KO
グレゴリー・ホドリゲス(ブラジル)

慎重な立ち上がりのなか、右カーフを蹴るホドリゲス。右を当てたホドリゲスは、続いてワンツーを入れる。右から左だけでなく、左から右も当てるホドリゲスに対し、キャノニアーも右を振るう。ホドリゲスはカーフを蹴り、ステップインからのワンツーでダウンを奪う。立ち上がったキャノニアーを首相撲に捕らえ、ヒザ蹴りも姿勢を崩したホドリゲス。すぐに立ち上がると、キャノニアーがケージに押し込む。キャノニアーは離れて、フックの応酬からケージ際に追い込まれる。それでもワンツーフックで前に出たキャノニアーに対し、左ボディを決めたホドリゲスが、シングルレッグからバックへ。すぐに離れたホドリゲスがワン―、ケージを背負ったキャノニアーのクリンチにアッパーボディを突き刺す。

離れたホドリゲスは、キャノニアーの踏み込みに左フックを合わせて2度目のダウンを奪う。キャノニアーはレッスルアップからボディロックテイクダウン。ホドリゲスが即スタンドに戻り、ケージに押し込まれた状態で初回が終わった。

2R、ジャブを伸ばし、右カーフで前に出るキャノニアーにホドリゲスが右ショートフックを打ち込む。ホドリゲスはペースをコントロールし、キャノニアーが組んでクリンチへ。離れたところでワンツーを繰り出したホドリゲスは、ジャブを伸ばす。キャノニアーのカーフにワンツー、ロー。ホドリゲスは右フック、頭を振るうキャノニアーが飛びこみに右フックを合わせていく。キャノニアーはハンドスピードがあり、距離が合うと怖いパンチを振るっている。ホドリゲスは左フックを当て、右インローもケージを背負うことが増える。それでも右をヒットさせたホドリゲスは、自らの蹴りで尻もちをついたキャノニアーのレッスルアップからの組みを切ってジャブ。ホドリゲスのペースダウンは、コントロールかガスアウトなのか気になる2Rだった。

3R、鋭さを戻したホドリゲスが、ローから右を伸ばす。キャノニアーは距離を詰めてインロー、ケージを背にしたホドリゲスはワンツーを繰り出す。キャノニアーもパンチを返し、ジャブを被弾してもステップインして大きなフックを振るう。キャノニアーの右ストレートに、右フックを返すホドリゲス。互角の攻防のなかでホドリゲスがワンツーを入れ、右を続ける。キャノニアーは下がって荒いパンチからシングルレッグへ。間合いを取り直す途中にも、両者の拳が交錯する。

キャノニアーはシングル、首相撲からヒザを入れる。エルボーを当て、右を決めたホドリゲスが攻勢も鼻の頭をカットし、疲れが見える。と、首相撲のホドリゲスは、右エルボーを受けて腰から崩れ落ちる。キャノニアーがラウンド終了までパウンドを落とし続け、ホドリゲスはタイムに救われた。

4R、疲れとダメージが重なったホドリゲスは、キャノニアーの左フックにケージを背負う。左右のフックを連打し、左ボディフックから右を顔面に打ち込んだキャノニアー。折れたホドリゲスはヒザをつき、勝敗は決した。


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