【LFA185】中村倫也&河名マストと同期?! U23世界王者ルイスがTitanに続き、LFAでライト級王座獲りへ
【写真】相当にレスリング寄りのファイトから、如何に幅が広がっているか(C)LFA
7日(金・現地時間)、インディアナ州ハモンドのホースシュー・ハモンド・カジノでLFA185「Gennrich vs Lewis」が開催される。
Text by Manabu Takashima
同大会ではメインでLFAライト級戦選手権試合=王者キーガン・ゲンリック×リッチー・ルイスが組まれている。ここでの注目はチャンピオンでなく、チャレンジャーだ。
ライト級王者に挑戦するリッチー・ルイスは、キルクリフFC所属のレスラーで戦績は5勝0敗、29歳になっているが5戦目でTitan FCライト級チャンピオンになっており、2つめのフィーダーショーのベルト獲得を目指し、2度目のLFA出場となる。
ルイスは元UFC世界ライト級王者フランキー・エドガーが現役時代から指導をしていたニュージャージー州立ラトガー大学出身レスラーで、中村倫也&河名マストが世界王者に輝いた2017年のU-23レスリング世界選手権のフリースタイル70キロ以下級を制している。
当然のようにテイクダウン能力は高く、いやほぼテイクダウン&コントロールだけで、前回のLFA出場時に柔術家のジョーダン・イソリアに判定勝ちを収めている。サウスポーの構えから左ミドルを蹴ってからダブル→シングル、殴られた直後にレベルチェンジからダブルレッグ、ヒザ蹴りを受けながらもダブルレッグでテイクダウンを奪うなど、3つのテイクダウンでスクランブルを許さず完全ドミネイトという試合を見せていた。
このテイクダウンとコントロールに如何に王者ゲンリックが対抗できるか――ライト級タイトル戦の見どころはこの一点に集約されるといっても過言でないだろう。
またコメインでブルーノ・エレンの挑戦を受ける予定だったLFA暫定女子ストロー級王者ナターシャ・クジウチナが計量にパスをしたもの体調不良でタイトル戦は中止となった。
現地入り後、38.5度の熱を出していたクジウチナは計量こそ114.6ポンドでパスしていたが、さらに体調が悪化して欠場に。
2016年のリオデジャネイロ五輪女子柔道52キロ級の銅メダリストで、2019年に東京で開かれた世界選手権では銀メダルを獲得しているクジウチナ。欧州選手権を制すること4度のロシア代表オリンピアン柔道家と、PFL傘下のBellatorに残ることができなかったブルーナ・エレンとの対戦は、別大会で実現することをLFAはアナウンスしている。
■視聴方法(予定)
6月8日(土・日本時間)
午前10時~UFC Fight Pass
■ メイン対戦カード
<LFAライト級戦選手権試合/5分3R>
[王者] キーガン・ゲンリック(米国)
[挑戦者]リッチー・ルイス(米国)
<フェザー級/5分3R>
ホセ・フェレイラ(チリ)
カッシオ・ジュニオール(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
タイラー・スコット(米国)
ジョーイ・ハート(米国)
<ウェルター級/5分3R>
サノン・セデク(ブルキナファソ)
ポール・キンブル(米国)
<バンタム級/5分3R>
バック・バッチ(米国)
ジョン・ベカット(米国)