【RIZIN47】ペティスと再戦、堀口恭司「『こんなに強いヤツ、人間でいるんだ?』そんな格闘技を見せたい」
【写真】「カレーもハヤシライスもビーフシチューも一緒でしょ!」という豪快なエピソードも明かした堀口(C)MMAPLANET
9日(日)に東京都渋谷区の国立代々木競技場第一体育館で開催されるRIZIN47にて、堀口恭司がセルジオ・ペティスとのリマッチに臨む。
Text by Takumi Nakamura
堀口とペティスは2021年12月、当時堀口が保持していたBellator世界バンタム級王座をかけて対戦。1R~3Rは堀口がテイクダウン&グラウンドゲームで有利に試合を進めたものの、4Rにペティスが起死回生のスピニングバックフィストで逆転KO勝利を収めている。
その後、堀口はBellatorバンタム級GPでパッチー・ミックスに敗れるも、昨年大晦日にRIZINフライ級王座を戴冠。堀口にとっては3年半の時を経たリベンジマッチはバンタム級契約、リングで行われることとなった。
メディア用の合同インタビューにて、堀口がバンタム級で戦うこと、堀口VSペティスを日本でやることの意味を語ってくれた。以下は堀口とMMAPLANETとの質疑応答。
――ペティス選手と再戦が決まって「やり返したい」という言葉を使っていますが、それはKO負けや逆転負けしたということもあるのですか。
「“負けている”ってことがあるんで。KO負けとかそういうことじゃなくて、負けは負けなんで。そこで(やり返したい)ですね」
――前回のペティス戦の試合後はどんな心境だったのですか。
「負けた試合は全部悔しいんで、悔しいなって感じです。いつかやり返そうと思っていたら、この話がきたので、やっときたなって感じです」
――前回の対戦と比べて引き出しが増えたとのことですが、仮に前回と同じような展開になっても、もっと違う展開にできるという手応えはありますか。
「そうですね。全体的に幅が広がっていると思うので、同じ展開でも違うことができたりしますね」
――この試合は日本でも話題になっていて、本物と試合というか、実力者同士の試合を大会場で見せるというのは堀口選手がやりたかったことの一つだと思います。それについて堀口選手はどう感じていますか。
「本物の試合を見せて『こんなに強いヤツ、人間でいるんだ?』みたいな、そういうものを見せたいです。それが本当の格闘技だと思うんで、自分は。もちろん話題も大事ですけど、本物の格闘技。自分が魅せられたPRIDEとか、そういうものを自分も見せたいです」
――フライ級とバンタム級の2階級で戦うことで可能性も広がると思いますし、バンタム級で試合できた方が選択肢が広がるという考えもありますか。
「(世界的に)フライ級はあまり需要がないので。バンタム級にした方が自分の道が広がりますよね」
――ここからどんな目標を持って戦いたいと思いますか。
「今はないですね。次の試合をしっかり勝つことです」