【The Shooto Okinawa10】足関狙いの牧ケ谷につき合わず。畠山が攻め続けて判定勝ち
【写真】ジャブを軸に攻め続けた(C)SHOJIRO KAMEIKE
<ストロー級/5分2R>
畠山隆称(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
牧ケ谷篤(日本)
ジャブを伸ばす畠山が、右カーフを2発狙う。組んで引き込んだ牧ケ谷の足関節狙いにパウンドを落とし、体を捻って足を抜いた畠山はジャブから右を伸ばす。畠山は右カーフを続け、牧ケ谷の右オーバーハンドをかわし、右ヒザを突き上げる。カーフ、ジャブ、2度目のヒザはキャッチされても、引き込んでからの寝技には付き合わない。そのままスタンドで畠山はカーフ、そして左ハイを放つ。引き続きジャブを当て続け、右ストレートの畠山は頭が下がる牧ケ谷に右アッパーを振るう。
これは空振りになったが右ストレートをヒットさせた畠山はインローを蹴り、右カーフ。完全に自分の距離で戦う畠山の跳びヒザに、足狙いで引き込む牧ケ谷。畠山はここもすぐに立ち上がり、右カーフを効かせた。左ボディを受けて、打つ手がない牧ケ谷は浴びせ蹴りのような動きを見せて寝技に誘うが、畠山がつき合うはずもなかった。
最終回、右ストレートとカーフをまず畠山が入れ、前蹴り。牧ケ谷は距離を詰めると、パンチを被弾する数がさらに増える。畠山はカウンターの右を入れたが、牧ケ谷は貰う覚悟ができているのか前に出続ける。カーウで体を折れるようになった牧ケ谷は、足が前に出ない。もう仕留めるだけになってきた畠山はジャブを2つ当て、ワンツーを打っていく。
ジャブ、左ハイと思うがまま攻撃する畠山に対し、牧ケ谷が左リードフックを当てる。直後に右カーフを蹴った牧ケ谷が右ストレート、右カーフを続ける。牧ケ谷は一種異様な圧を持って戦うが、スライディングも空を切られ、胴回し蹴り、ついに残り30秒で今成ロールへ。しかし、足を取らせず下になった畠山が三角をセット。牧ケ谷のスラムにも、三角を続けた畠山は一本こそ取れなったが圧勝となった。