【UFC ESPN53】グウェンに右カーフを効かせ、パンチで2度ダウンを奪ったエレンズが大流血戦を制す
<フェザー級/5分3R>
ヤルノ・エレンズ(オランダ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
スティーブン・グウェン(米国)
開始早々、グウェンが右カーフを当てた。エレンズも右ローを打ち返す。右ストレートを伸ばすエレンズだが、グウェンの右カーフを受けてしまう。グウェンもエレンズの右カーフを食らうが、エレンズの左ボディストレートに左ジャブを返した。エレンズがテイクダウンを狙うと、逆にグウェンが倒した。すぐに立ち上がるエレンズ。左ボディストレートから右クロスを当て、グウェンを下がらせる。右ボディストレート、右クロスへとと繋げたエレンズは、グウェンの左ジャブに左フックを合わせた。
エレンズの右カーフでグウェンの足が流れる。グウェンも右ボディストレートを突き刺す。ケージを背負わされても右カーフを当てるエレンズは、右スピニングバックフィストでケージ際から脱する。エレンズの右アッパーを受けてグラついたグウェンは口から出血している。右カーフを連打するエレンズが、残り30秒で右跳びヒザを見せた。グウェンも右テンカオを打ち込んでいった。
2R、エレンズが左ジャブから右カーフに繋げる。グウェンも左ジャブを突き続ける。エレンズも顔面から出血が見られるように。エレンズがスイッチとフェイントから右カーフを当てる。右ボディストレートを伸ばしたエレンズに対し、グウェンも右ボディストレートへ。エレンズの右カーフの打ち終わりに、グウェンが右ストレートを当てた。
互いに回転技と右カーフ、ワンツーを繰り出し合うなか、決定打はないか。エレンズの右ストレートとグウェンの左フックが交錯する。エレンズの顔面の腫れが目立つように。エレンズは左サイドキックで距離を取る。残り15秒で組みついたエレンズが離れ際に右ストレートでダウンを奪い、立ち上がるグウェンをケージに追い込みラッシュをかけた。
最終回、エレンズが右カーフを効かせる。さらにサークリングしながら右ボディストレートを伸ばしていく。グウェンがサウスポーにスイッチした。しかしエレンズの右ストレートが当たる。エレンズがヒザ蹴りで足を滑らせてボトムに。立ち上がるエレンズにギロチンを狙うグウェンだが、ここは突き放されてしまう。
左フックでダウンを奪ったエレンズは、すかさず組んでドライブし、グウェンに尻もちを着かせる。スタンドに戻るとエレンズはサークリングしながら左ジャブでグウェンの顔面を跳ね上げる。距離が詰まると右アッパーを突き上げるエレンズ。さらに右アッパーから左フックでグラつかせる。エレンズが残りの時間をアウトボクシングで凌いだ。
大流血戦の末、2Rと3Rにダウンを奪ったエレンズがフルマークの判定で勝利した。