【UFC299】ショートのパンチとTDでセーミナラにペースを握らせず。バーバーがオクタゴン6連勝
<女子フライ級/5分3R>
メイシー・バーバー(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
ケイトリン・セーミナラ(米国)
サウスポーのバーバーが開始早々、左ストレートから距離を詰める。右ジャブをボディに伸ばした。セーミナラが右を打ちおろすとバーバーが組みつくが、ここはセーミナラが離れた。打撃の交錯からセーミナラが組みつく。しかし体勢を入れ替えたバーバーがケージに押し込む。右腕を差し上げたセーミナラが投げを打つも、バーバーは倒れず。ケージ際で差し合いが続くなか、セーミナラが両腕を差し上げてバーバーを押し込んでいく。右腕からの首相撲で切り返したバーバーに対し、離れたセーミナラがダブルレッグで飛び込んだ。これをスプロールしたバーバーは、立ち上がるセーミナラに左ハイを浴びせる。
組んでケージに押し込んだバーバーに対し、セーミナラも右腕を差し上げて体勢を入れ替え、左右に揺さぶっていく。セーミナラはヒザをボディに突き上げて離れた。すぐに組んだバーバーはセーミナラをケージに押し付けて右ヒジを打ち込んでいく。さらに離れ際に左フックがセーミナラのアゴを捉えた。セーミナラはバーバーの右足にシングルレッグで組みついたが倒せず。両腕を差し上げてケージ際でバックを狙うが、正対したバーバーから離れた。
2R、セーミナラがプレスを掛けるとバーバーも前に出る。オーソドックスにスイッチしたバーバーが右を当てていく。セーミナラはサウスポーに戻したバーバーに左を突き刺した。スイッチしながら距離を詰めるバーバーだが、セーミナラに距離を取られてしまう。セーミナラがバーバーの右ローをキャッチして右ストレートを伸ばした。ケージを背負ったバーバーがシングルレッグを狙うも、セーミナラがバックステップでかわす。左ジャブを突き、バーバーの右ハイをかわすセーミナラ。さらにバーバーの前進に右ストレートを合わせる。バーバーの左ストレートもセーミナラの顔面をかすめた。
バーバーはシングルレッグで組みつくと、右腕を差し上げてドライブする。ウィザーで耐えるセーミナラに対し、右小外掛けから逆に回してグラウンドへ。ここはセーミナラも立ち上がるが、バーバーがバックに回った。セーミナラは正対するも腕をクラッチされている。この腕を抜いたセーミナラが左腕を差し上げてバーバーをケージに押し込むも、バーバーが差し返し、残り10秒でセーミナラに尻もちを着かせた。すぐにセーミナラは立ち上がり、パンチを振って凌いだ。
最終回、バーバーはセーミナラのグローブタッチを受けない。前に出て来るバーバーをボディロックでキャッチしたセーミナラが背中を着かせた。すぐに立ち上がったバーバーの顔面に右ストレートを伸ばす。バーバーの右ジャブに右ハイを合わせ、組んできた相手を突き放す。しかしバーバーも離れ際に右ジャブを当てる。ケージ際の差し合いになると、バーバーは右オーバーフックからセーミナラの左足を抑えにかかる。シングルレッグに切り替えるもテイクダウンできず。すると右腕を差し上げ、ボディロックから後ろに投げていった。
背中を着かされたセーミナラだったが、バーバーの左足を取ってからスクランブルに持ち込み、立ち上がる。スタンドに戻ったセーミナラは左ジャブを突き、バーバーの右ハイをかわした。下がるバーバーは右前蹴りでセーミナラの前進を止める。セーミナラも右ミドル、右ローと蹴りを散らし、首相撲からヒザ蹴りへ。残り30秒でバーバーの右フックがセーミナラの顔面を捉える。セーミナラは首相撲に持ち込むが、逆にバーバーが足をかけてセーミナラに背中を着かせた。バーバーは立ち上がるセーミナラと打ち合い試合を終えた。
裁定はジャッジ2名がフルマークをつけるユナニマス判定で、バーバーがオクタゴン6連勝を飾った。