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【DEEP118】酒井の猛追も及ばず。流血戦の末、マルティネスが判定勝ちでメガトン級王座を統一

【写真】傷だらけの決闘を終えた両者(C)MMAPLANET

<DEEPメガトン級王座統一戦/5分3R>
ロッキー・マルチネス(グアム)
Def.5-0:28-28.28-28.28-28.28-28.28-28.28-28.
酒井リョウ(日本)

※ジャッジ5名がドロー、マストシステムでマルチネスの勝利とした

マルチネスが左右のローを当てる。酒井は右ストレートから右ローを返した。マルチネスの右カーフキックで酒井がバランスを崩すも、右ショートを受けたマルチネスも体勢が崩れた。ローを軸に距離を保つ酒井は、マルチネスのローに右を合わせていく。左ジャブを突く酒井に対し、マルチネスも左ジャブとローからプレスを強めていく。スイッチしながらジャブを突いていく酒井は、左ジャブをボディにも伸ばす。さらに右でマルチネスを下がらせた。マルチネスも右ストレートを打ち込む。

打ち合いからマルチネスが組みつき、ケージに押し込むもすぐに酒井が離れた。残り2分のところで酒井の左フックがマルチネスの顔面を捉える。マルチネスは鼻のあたりが赤くなってきた。左フックを受けたマルチネスが酒井をケージに押し込むも、ここも酒井が離れてケージ中央に戻った。左ジャブ、左フック、左ボディストレートと左でコントロールする酒井。マルチネスは鼻のあたりから出血が見られるように。最後はケージに押し込んで初回を終えた。

2R、酒井がローを見せる。左を突き続ける酒井に対し、マルチネスが連打からダブルレッグで組みつき、背中を着かせた。ハーフガードで守る酒井の顔面に前腕を押し付けるマルチネスは、パウンドとヒジの連打に切り替えた。立ち上がる酒井のバックに回るマルチネス。酒井は離れるも、マルチネスが再びダブルレッグを狙う。

スタンドに戻ると、互いのフックが当たる。流血が見られる酒井をテイクダウンしたマルチネスは、左のパウンドとヒジを落としていく。亀になった酒井にサッカーボールキックを浴びせるマルチネスだが、ここは酒井が立ち上がってパンチを打ち返した。組みついたマルチネスがケージに押し込み、左前腕を押し付けながら右アッパーを繰り出すなど優位な体勢で2Rを終えている。

最終回、酒井の負傷に対してドクターチェックが入ったあと、再開される。酒井はパンチを振るうも、マルチネスのパンチが正確に酒井の顔面を捉えている。シングルレッグからケージに押し込んでいくマルチネス。しかし酒井が右の小外掛けでテイクダウンを奪った。ハーフガードのマルチネスが下から酒井を抱え込む。右腕を枕にして抑え込む酒井は、マルチネスの顔面とボディにヒジを落としていく。腰を上げてサッカーボールキックを連打しながら立ち上がった酒井を、マルチネスがケージに押し込んで試合を終えた。

採点はジャッジ5名が全員28-28のドローにつけたが、マストシステムで5名全員がマルチネスの勝利とした。ヘビー級王座を統一したマルチネスは「15年もの間、日本で試合ができて嬉しいです。酒井選手がタフな相手で、良い試合になったと思います。ありがとうございます」と挨拶した。


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