【UFN237】疲れが見えたバルセロスが、最終回にRNCでキニョネスからタップ奪う
<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス(ブラジル)
Def.3R2分04秒by RNC
クリスチャン・キニョネス(メキシコ)
両者、飛び跳ねるようなステップからバルセロスが前蹴りを見せる。直後にシングルに出たバルセロスだが、キニョネスが切る。右をヒットしたバルセロスは、クリンチでケージに押し込まれてもウィザー&リストコントロールで防御する。ここから腰に乗せるように投げを打って離れたバルセロスに対し、キニョネスがワンツーからスリー&フォーで前に出る。シングルレッグでテイクダウンを取られたキニョネスが、すぐに立ち上がって逆にボディロックからバックを伺う。背中に回って足のフックに掛かるキニョネスに対し、バルセロスが2度に渡り金網を掴む。
倒されないよう重心を前方に持ってきたバルセロスの顔面に後方からヒザを入れたキニョネスは、スクランブルでバックを取り続ける。結果、残り20秒でトップを奪取する。半身のバルセロスを殴ったキニョネスが初回を取った。
2R、バルセロスが右に回り、キニョネスが左の蹴りで止めに掛かる。右ストレート、ワンツーでステップインするバルセロスを蹴りで牽制するキニョネスはスイッチをしながら右フックも空振りに。ロングアッパーに続く左ジャブを被弾したバルセロスが、直ぐにワンツーで反撃する。互いにロングでアッパーを振るうが、クリーンヒットはしない。キニョネスはロー、ミドルを蹴り、テイクダウンのフェイクから右を当てる。キニョネスは右をクリーンヒットするが、ダブルレッグで倒される。直後に右を被弾してダウンしたキニョネスは、ヒザをあげた直後にバルセロスのヒザを顔面に突き刺され、「反則だ」とアピールする。
ここで隙ができ、パンチの追撃を受けたキニョネスだが、持ち直してパンチで反撃に出る。バルセロスはシングルを切られると、疲れたか動きがガクンと落ちている。ダブルを切ったキニョネスはヒザを入れ、自らもテイクダウンを狙ったが未遂に終わった。
最終回、ハグから戦闘を再開した両者はローを蹴り合う。左右に回るキニョネスにジャブ、ローを入れたバルセロス。近い距離で左を当てると、さらに右をステップインしながら狙う。キニョネスは右ミドルをキャッチされ、軸足払いでテイクダウンを奪われる。ボトムで潜ろうとしたキニョネスを潰したバルセロスが、バックに回り両足をフックすると電光石火のRNCを極めた。
勝者は左肩を負傷したように、左手をぶらりと下げたまま勝者インタビューに対応し、「インターバルでレスリングから、寝技に持ち込めと言われた実行した」と話した。