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【LFA176】河名マストのライバル?! ジョンズが3度目の正直へ。RTU2024出場はあるか、アンにも注目

【写真】計量は既に終了しておりジョンズが144.6pポンド、ウォーカーがリミット丁度の145ポンドでパスしている。如何ににも2人とも戻してきそうな感じだ(C)LFA

9日(金・現地時間)、アリゾナ州フィニックスのアリゾナファイナンシャル・シアターでLFA176「Johns vs Walker」が開催される。
Text by Manabu Takashima

メインイベントはLFAフェザー級王座決定戦=アライジャ・ジョンズ✖アルフレッド・ウォーカーの一戦だ。ジョンズにとっては3度目の正直なるかというタイトル戦となる。


2022年8月に河名マストに圧勝したことで、その強さが日本にも一部伝わっているジョンズだが、それ以前の2021年3月にブルーノ・ソウザ、そして昨年7月にバスケスとベルトを賭けて戦い敗れている。

ただしバスケス戦は2Rに肩固めを仕掛けられた際、アゴを腕の下に戻し、ヒジを押すという動作に入っているにも関わらずレフェリーが落ちたとした試合をストップ。見るからに誤審ではあったが、試合結果はノーコンテストに覆ることはなかった。

当初の予定では、今大会でそのガルシアとダイレクトリマッチが組まれていたが、王者はTUF出演が決まりベルトを返上した。

大会1週間前のこの判断を支持するのが、米国フィーダーショーだ。彼らの興行はUFCに選手を送り出すという大前提があって成り立っている。ステップアップのチャンスをプロモーション側が契約や口約束を盾に阻むことはない。フィーダーショーの価値はいかにファイターをメジャーに送り込むか。そこが徹底されている。

そのために彼らのベルトは存在しており、UFCへの道が開くとTUFだろうが、コンテンダーシリーズがファイターのステップアップを後押しする。J-MMA界はその可能性がある選手の試合が組まないという対策が取られているが、米国ではメインイベントが変更されても、自らのショーからUFCファイターが生まれることが尊重される。

結果、ジョンズとしては新たな対戦相手を迎えるわけだが、そこも彼らのメンタルでは『勝ってUFCに歩を進める』ことがプライオリティで、あれこれと考えることもないのだろう。

ジョンズにとっては、これが最後のステップアップのチャンスという覚悟の方が大きいはずだ。

そんなメインが組まれた同大会で、もう1人注目したいのがコメインのフライ級でミゲール・サンソンと対戦するアン・トゥアン・ホーだ。

フェニックス郊外のグレンデール在住で、MMA Labの一員のアン・トゥアン・ホーだが、生まれはホーチンミン近くタンビエン県のタイニン──というヴェトナム系米国人だ。

つまり──前回のRoad to UFCフライ級トーナメントにフィリピン代表としてマーク・クリマコが参戦していたように、アン・トゥアン・ホーがここでキャリア6連勝を飾れば──誰が当確するか分かっていないが──日本勢のライバルになる可能性がある。全くの仮定の話だが、万が一ということもあるのでRoad to UFC参戦に動いているフライ級選手は、この試合に目を通して損はないだろう。

■視聴方法(予定)
2月10日(土・日本時間)
午後12時~UFC Fight Pass

■ LFA176メイン対戦カード

<LFAフェザー級王座決定戦/5分5R>
アライジャ・ジョンズ(米国)
アルフレッド・ウォーカー(米国)

<フライ級/5分3R>
アン・トゥアン・ホー(ベトナム)
ミゲール・サンソン(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
レスリー・ヘルナンデス(米国)
ブリトニー・カモージ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
アリク・ロレンツ(米国)
モンテ・ディオン・オグバナモリソン(ナイジェリア)

<女子ストロー級/5分3R>
マンスアー・アブドゥルマリク(米国)
アラン・センジェレイ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ホビソン・ジュニオール(ブラジル)
カルロ・リッチ(ベネズエラ)

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