【UFN233】ケージに押し込み、大腰。首相撲も投げたルアナ・サントスがエッガーに判定勝ち
<女子バンタム級/5分3R>
ルアナ・サントス(ブラジル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ステファニー・エッガー(スイス)
間合いの測り合いのなかで右ハイを繰り出したエッガー。サントスが右オーバーハンドから左ジャブを当てる。このオーバーハンドから左というパターンがハマり、後退したエッガーに右ボディストレートをいれたサントスがまずペースを掴む。エッガーも右フックを返し、その腕をサントスが取ろうとする。エッガーは無意識にファイトショーツのバストの部分を掴んでしまっており、ブレイクが入る。
再開後の打撃戦からクリンチに移ると、ケージに押し込んだサントスが大腰を仕掛ける。堪えたエッガーはケージに押し込まれ状態が続き、カンヌキからヒザ蹴りを見せる。サントスはカンヌキから左腕を抜き、再び大腰も投げるることはできなかった。
2R、右を当てたエッガーが続く右を空振りし、前方バランスを乱す。クリンチでヒザを出し合い離れた両者、蹴りから左オーバーハンドとサントスが前に出る。エッガーも右を振るって前に出て、ここでクリンチに。ついに腰に乗せて投げ切ったサントス、エッガーが直ぐに立ち上がりバックにつく。胸を合わせたエッガーがヒザを突き刺し、試合は再び打撃の間合いに。ジャブを2発ヒットさせたサントスに対し、殴られても手を出すエッガーがワンツーを打ち返す。効かされたサントスが組みついてケージにエッガーを押し込み、時間となった。
最終回、首相撲のエッガーを投げたサントスが、袈裟固めで抑える。ここから腕を狙うサントスとバックを取りかかるエッガー。後者が優位に立つと、サントスがスクランブルを選択する。サントスはケージにエッガーを押し込む。残り2分、打撃の間合いになってもサントスが即クリンチに移行する。このまま時間が経過し、残り50秒でレフェリーがブレイクを命じた。
ここもすぐに組みに行ったサントスに対し、エッガーは首相撲へ。ラウンド序盤のように投げにいったサントスは、その前に背中を取られる。ヒザをついたサントスは、バックを譲った形でタイムアップを迎えた。結果、組み勝ち打撃の有効打を許さなかったサントスが判定勝ちした。