【Pancrase337】左ジャブ&首相撲の葛西が松岡を振り切り、ユナニマス判定でランカー戦を制す
【写真】徐々にお互いがギアを上げていったタフファイト。葛西の巧さが光った(C) MMAPLANET
<ライト級/5分3R>
葛西和希(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28.
松岡嵩志(日本)
高くガードを構えて向き合う両者。葛西はコツコツとローから左ジャブを繰り出す。松岡はダブルレッグで入ったが、葛西が体勢を入れ替えた。右腕を差し上げた葛西が松岡をケージに押し込む。一瞬、葛西を突き放した松岡が右ヒジを繰り出すも、再び葛西に組まれた。肩パンチを浴びせた葛西が離れる。松岡が左ジャブをダブルで続け、さらにワンツーが葛西の顔面をかすめた。葛西はケージ中央で右カーフキックを当てる。左ジャブを突く松岡は、葛西の足を取ってケージに押し込んだ。ケージを背にした葛西が右の肩パンチを連打して体勢を入れ替える。再び松岡が押し込んだが、葛西が大外刈りを狙った。
ジャッジは1者が松岡の10-9、2名が10-9で葛西としている。
2R、左ジャブとローを突き合う両者。松岡の左ローで少し葛西の足が流れる。葛西のワンツーをブロックした松岡が左ジャブから右ヒザ、離れると右カーフを蹴る。葛西も左ジャブから左ミドルのフェイント、パンチを当てていく。松岡は葛西の左足にシングルレッグで入り、尻もちを着かせた。立ち上がった葛西のバックを狙うも、正対した葛西が足払いで松岡に尻もちを着かせる。
立ち上がった松岡をケージに押し込んだ葛西が離れた。葛西の左ローに松岡が左フックを合わせる。葛西は距離を取りながら右ストレートを当て、組んできた松岡をケージに押し込んだ。ボディロックからグラウンドに持ち込み、パンチで削る。立ち上がった松岡を再び投げた葛西がパンチで削ってから離れた。打撃戦のなか葛西が右ヒジを連打で浴びせている。
ここはジャッジ3者とも葛西に10-9をつけている。
最終回、サークリングしながら左ジャブを突く葛西に、松岡が右カーフキックを当てる。さらに左右フックの連打で押し込むが、葛西が左ジャブと前蹴りで捌く。さらに至近距離で左腕を差し入れた葛西が、松岡をこかした。ケージに押し込んで左ヒザで削る葛西は、投げで揺さぶってからバックを狙う。松岡が正対して葛西をケージに押し込むも、首相撲に持ち込まれて離れた。打撃戦では葛西の左ジャブに松岡が左フックを合わせる。しかし葛西は後続だを当てさせず、足を使って左ジャブでコントロールする。
ストレートを伸ばしてきた松岡に組みつき、ケージに押し込む葛西。松岡は体勢を入れ替えるも、葛西が離れる。離れると左ジャブを突き、距離が詰まると首相撲でコントロールする葛西が、さらにカウンターで左縦ヒジを浴びせる。なおも組んで来る松岡を首投げで倒し、パンチを連打して、立ち上がる松岡をケージに押し込み試合終了を待った。
最終回も葛西が取ったか。葛西がランカー戦を判定で制した。