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【DEEP JEWELS42】実戦復帰=古瀬美月戦へ、イ・イェジ「JEWELSで戦うことで、もっと成長できる」

【写真】組の粘りはあった。MMAとして、その強みをいかに試合に出せるようになっているのか注目 (C)MMAPLANET

10日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS42「10th Anniversary」にイ・イェジが出場し、古瀬美月と戦う。
Text by Manabu Takashima

K-MMA版高校生ファイターとして注目されデビュー戦の相手が、しなしさ。2戦目が久遠と無茶でキャリアの序盤を過ごしたイ・イェジは、ニームバリューを実力が追いかけるキャリアを過ごしていた。確かな実力を育みつつあったなかでのコロナ時代突入で、今回が実に3年10カ月ぶりのファイトとなるイ・イェジに話を訊いた。

イ・ユンジュンの下でMMAを学び始めたイ・イェジが、仕切り直し&巻き返しの一歩を踏み出す。


――2019年11月にプロ修斗で勝利して以来、実に3年9カ月振りの試合となります。コロナもあったのですが、この間はどのように過ごされていたのでしょうか。

「なかなか試合ができない状況でも練習はやってきたのですが、試合という明確な目標がなかったので、張り合いはなかったです。ただ、ジムでは子供達の指導を続けて過ごしていました」

――韓国内でもコロナ後もMMAイベントは行われてきましが、オファーはなかったのでしょうか。

「試合に関しては、修斗からはトーナメント出場のオファーがあったのですが、コロナの関係で入国が難しくて……。試合のオファーは、それぐらいでした。ただし、MMAに関する想いは変わりなかったです。いつ、試合ができるのか──そういう不安はあったのですが、MMAから気持ちが離れることは一切なかったです」

──韓国国内で試合のチャンスはなかったのですね。その一方で国内外で韓国の女子選手も試合に出るようになっていたことに対し、焦りはなかったですか。

「しっかりとした練習ができていなかったので、あの時に試合がなくて今となっては良かったと思います」

──というのは?

「ウォンジュにあるチームJ MMAで練習をしてきたのですが、どうしても地方都市なので練習相手も限られていました。なので、もっと色々な選手と交流をして練習をしてみたいと思って、今年の2月にソウルに引っ越しました」

――そうなのですか!!

「ハイ。もっと強くなりたかったので。今ではチームaomに所属してイ・ユンジュン監督の指導を受けています」

──Road FCバンタム級チャンピオンだった?

「ハイ、そうです。Roadジム・アップジョンのなかにチームaomという選手チームがある形です。ほとんど男子選手ばかりなのですが、女子は私を含めて3人います。1人はRoad FCで戦っているペク・ヒョンジュ選手、それとセミプロでもう1人いて。その選手はかなり大きいのでハードな練習になっています。

今はDEEP JEWELSで試合が決まり、しっかりと準備期間があって、目標もある練習ができるので凄く充実しています。韓国と比較しても、日本は女子選手が多いですし、ステップアップできる環境だと思います」

――DEEPからオファーがあった時は、どのような気分でしたか。

「3年間、いつ試合ができるのか分からない状態だったので、オファーがあった時は正直驚きました。DEEP JEWELSは日本の女子MMAの中心で、ここからステップアップをしていった選手も多いです。私もDEEP JEWELSで試合をすることで、もっと成長できると思っています」

――2月に引っ越しをしたということで、既に半年以上新しい環境で練習していることになります。この間、どのような点が成長できたでしょうか。

「これまで知らなかった技術なども学びましたし、そこはレベルアップできたと動いていて思います」

――イ・ユンジュンさんは病気が原因で現役生活を退きましたが、超一流のウェルラウンダーでした。コーチとしてどのような人物ですか。

「もちろん素晴らしい選手だったので、現役時代に培った技術を全て教えてくれます。ただ、一番指摘されることは『最後は自分。どれだけ自分が強くなりたいと思っているのか。ただ習ったことを繰り返すだけでなく、自分で考えて頑張らないといけない』ということで。そういう点でも、素晴らしい指導者です」

――なるほどぉ。では対戦相手の古瀬選手について、どのような印象を持っていますか。

「凄く優しそうな顔つきをしているのに、試合ではかなりタフな相手になります。私も負けずにバチバチやりあいたいです。古瀬選手は私と同じように、女子高生ファイターとして注目されていた時期があります。その時から彼女を知っているファンも多いと思いますし、そういう風に知名度がある選手なのでとにかく皆に喜んでもらえる試合がしたいです」

――では、今後の目標を教えてください。

「アトム級は世界に進出するには、難しい階級です。ただし、私のベストの階級はアトム級なので、とにかくアトム級で頑張りたいです。まだまだなのですが、一つひとつ勝利を積み重ねてアトム級のチャンピオンになりたいと思います」

――イ・イェジ選手、今日はありがとうございました。最後にファンに一言メッセージをお願いできますか。

「久しぶりの試合ですが、自分のできることをしっかりとアピールして、面白い戦いをします。応援よろしくお願いします」

■視聴方法(予定)
9月10日(日)
午後5時05分~DEEP チャンネル-YouTube、サムライTV
午後4時30分~U-NEXT

■ DEEP JEWELS42対戦カード

<DEEP JEWELSミクロ級選手権試合/5分3R>
[王者]アム・ザ・ロケット(タイ)
[挑戦者]村上彩(日本)

<49キロ契約/5分3R>
パク・シウ(韓国)
HIME(日本)

<49キロ契約/5分2R>
須田萌里(日本)
ケイト・ロータス(日本)

<ストロー級/5分2R>
青野ひかる(日本)
桐生祐子(日本)

<フライ級/5分2R>
NØRI(日本)
斎藤百瑚(日本)

<ミクロ級/5分2R>
山崎桃子(日本)
古林礼名(日本)

<アトム級/5分2R>
古瀬美月(日本)
イ・イェジ(韓国)

<50キロ以下契約/5分2R>
竹林愛留(日本)
彩綺(日本)

<ミクロ級/5分2R>
ちびさい KYOKA(日本)
上瀬あかり(日本)

<ライト級/5分2R>
ぽちゃん Z(日本)
細谷ちーこ(日本)

<フライ級/5分2R>
奥富夕夏(日本)
鈴木”BOSS”遥(日本)

<アマ・ストロー級/3分2R>
サラ(日本)
愛温(オランダ)

<アマ49キロ契約/3分2R>
須田美咲(日本)
槇原未来(日本)

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