【UFC ESPN50】完全に打撃を封印したサンドハーゲン。フォントをTD&抑え込んでフルマークの判定勝ち
<140ポンド契約/5分5R>
コリー・サンドハーゲン(米国)
Def3-0:50-45.50-45.50-45.
ロブ・フォント(米国)
ともにサウスポー。サンドハーゲンが右ジャブを伸ばす。フォントはオーソドックスにスイッチして右を伸ばしたが、その直後にサンドハーゲンがダブルレッグで飛び込んだ。フォントに尻もちを着かせたサンドハーゲンがクリーンテイクダウンを奪おうとするも、フォントが右腕でサンドハーゲンの首を抱えた。フォントのギロチンをディフェンスするサンドハーゲンに対し、フォントは左腕を取ってキムラを狙うも、ここはサンドハーゲンがスタンドに戻った。
パンチの交錯からサンドハーゲンが前蹴りでフォントを止め、さらにダブルレッグでクリーンテイクダウンを奪う。しかしフォントもスクランブルへ。サンドハーゲンの左足にシングルレッグで組みついたが、これをスプロールしたサンドハーゲンがトップをキープする。ハーフガードのフォントはニーシールドで守るも、サンドハーゲンがガッチリと抑え込んでいく。
サンドハーゲンがパスを狙ったところで、フォントが蹴り離した。両者はスタンドに戻る。ガードを固めて距離を詰めるフォントは、オーソドックスから右ストレートを伸ばす。サンドハーゲンもスイッチしながらサークリングするが、左ローをキャッチされてグラウンドへ。フォントがバックコントロールのまま初回を終えた。
2R、オーソドックスのフォントがワンツーで攻め立てる。サンドハーゲンはスイッチしながらサークリングし、ダブルレッグでフォントに背中を着かせた。フォントはハーフガードからサンドハーゲンの左足首をコントロールする。これを切ったサンドハーゲンがヒジの連打で削りながらパスを狙っていく。フォントはサンドハーゲンの右足を抱えてクラッチし、サンドハーゲンがマウントを狙ったところでスイープを狙う。
トップをキープするサンドハーゲンに対し、スイープに失敗したフォントが下から右ヒジを浴びせる。さらに下からスイープを狙い続けるも返すことはできず。この展開に場内からブーイングが飛ぶ。フォントはハーフガードからサンドハーゲンの右腕を狙うが取ることはできず。サンドハーゲンが右腕を差し上げながら左ヒジを落としていった。
3R、サークリングするサンドハーゲンにフォントが右フックを被せる。ワンツーからテイクダウンを狙うサンドハーゲンに対し、フォントは右アッパーを突き上げた。右跳びヒザでフォントを下がらせてからテイクダウンを奪ったサンドハーゲンに対し、フォントはハーフガードで守る。左ヒジを落とすサンドハーゲン、フォントは右腕をくぐろうとしたが防がれた。さらにフックガードからスイープを仕掛けるも、サンドハーゲンがトップを保つ。
しっかりと胸を合わせて抑え込むサンドハーゲンは、フォントのキムラをディフェンスしてパウンドを落とし続ける。フォントは蹴り離して立ち上がった。サンドハーゲンは跳びヒザでフォントをケージに追い込み、ラウンド終了間際はサークリングで流した。
4R、フォントはオーソドックスタンスで距離を詰める。しかしサンドハーゲンがニータップでクリーンテイクダウンに成功した。ハーフガードのフォントに対してパスを狙うサンドハーゲンだが、打撃は少なくトップキープを優先する。立ち上がろうとしたフォントをボディロックで押さえ込んだサンドハーゲンが、左のパウンドとヒジで削る。ケージを背に上半身を起こしたフォントが右腕でサンドハーゲンの首を抱えるも、ギロチンは極まらず。頭を抜いたサンドハーゲンがトップからコントロールし続けた。
最終回、フォントが一気に前へ出た。ジャブ&サークリングでかわすサンドハーゲン。ここでフォントがダブルレッグからドライブする。シングルレッグに切り替えたフォントがハイクロッチで抱えると、体勢を入れ替えたサンドハーゲンが足をすくい上げてフォントを倒した。ハーフガードのフォントがケージに背中を着けた。サンドハーゲンはフォントの首を抱えて背中を着かせる。
そしてダースチョークで絞め上げるサンドハーゲンは、反転するフォントをノースサウスで押さえ込み、再びダースチョークへ。ここを凌いだフォントが、下からサンドハーゲンの右腕を抑えて三角を狙う。すぐにディフェンスしたサンドハーゲンは、右腕を差し上げてフォントを完全に抑え込む。残り30秒でフォントが両足を伸ばして三角を狙ったものの、最後のチャンスを生かせず試合を終えた。
裁定は文句なくフルマークでサンドヘーゲンの勝利。試合中にブーイングを浴びせていた観客に謝罪を述べて声援に変えた。