【PFL2023#04】急がず、慌てず。ハイブラエフがダイヤモンドを2R肩固め葬で準決勝に駒進める
<フェザー級/5分3R>
モヴィッド・ハイブラエフ(ロシア)
Def.2R4分23秒by 肩固め
タイラー・ダイヤモンド(米国)
まずリードフックを振るったダイヤモンドに対し、ハイブラエフは右フックからヒザ蹴りを狙う。右アッパーを効かせたハイブラエフが、跳びヒザを2度見せる。間合いを取り直したダイヤモンドは左フックを当て、ハイブラエフが右ストレートを返す。引き続きダイヤモンドのステップインにヒザを合わせようとするハイブラエフは右に回る。ダイヤモンドは果敢にワンツーを伸ばし、ハイブラエフは右に回りながら左ヒザを繰り出す。
ジャブを当てたダイヤモンドは臆することなく前に出るが、右オーバーハンドを当てられダブルレッグへ。切ったハイブラエフはボディを殴り、がぶりからギロチンを伺う。ここでダイヤモンドが正座状態から立ち上がり、両者は離れる。右カーフを蹴ったダイヤモンドは、スイッチを織り交ぜて間合いを測るも残り10秒を切って飛び二弾ヒザ蹴りで左ニーをアゴに受け後方にダウン。パウンドの追撃を受けながら、時間に救われた。
2R、シングルレッグで即テイクダウンを決めたハイブラエフは、オープンガードになると右に足を抜き、Zハーフガードに右のパウンドを打ちつける。右腕を差したダイヤモンドだが、レッスルアップはできない。腰を切っての腕十字狙いも察知されたダイヤモンドは、クローズドガードからの肩固めをやり過ごすが、スクランブルに持ち込むことができない。
ギロチン、三角もセットアップに至らないダイヤモンドは、ハイブラエフのハーフガードからの肩固めをセットされ、タップを強いられた。ファブファイブ、5Pを加え合計8Pとしたハイブラエフがプレーオフ、3席目を確定。
クリス・ウェードはブレンダン・ラウレーンの敗北、加えてヘスス・ピネドの1R4分16秒以降の勝利がプレーオフ進出条件となり、厳しい状況に追い込まれた。