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【ONE FF13】モンゴルのエンフオルギルが、ラカイのセビジェーノの打と組の削り合いを制す

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
エンフオルギル・バートルフー(モンゴル)
Def.3-0
アドニス・セビジェーノ(フィリピン)

セビジェーノが右ミドル、払ったエンフオルギルが左を見せて組みつく。右を差して左で殴るエンフオルギルが、コーナーにセビジェーノを詰める。ヒザを腹に入れたセビジェーノ、エンフオルギルもヒザを返す。回って離れたセビジェーノに対し、足を止めての打ち合いからエンフオルギルが組みに行く。離れて再び足を止めての打ち合いで、エンフオルギルは殴るが殴られる。セビジェーノは左ローを蹴るが、左ストレートを被弾して腰が落ちる。

クリンチのなかで右腕を差したエンフオルギルがショートのアッパーを入れてダブルレッグからバックに回る。胸を合わせたセビジェーノだが、クリンチアッパーを打たれダブルレッグを切っては離れる。

アッパーを入れたエンフオルギルが、右エルボー、頭をつけた距離で殴り合う。セビジェーノが右ヒジを入れ、エンフオルギルが組んでボディロック。セビジェーノも倒されずに力の入った初回が終わった。

2R、セビジェーノにロープ掴みの注意を入り、ラウンド開始。エンフオルギルが左ハイから、近距離での殴り合いで右を差しあげたエンフオルギルの崩しに、同体から両者が立ち上がる。逆にコーナーにエンフオルギルを詰めたセビジェーノがシングルレッグへ。体を入れ替えたエンフオルギルだが、テイクダウンは奪えない。逆に小手投げを見せたセビジェーノ、ここも同体からスタンドに戻り両者が離れる。

セビジェーノが右カーフ、右ハイ。エンフオルギルは真っ直ぐ突っ込んでダブルレッグも、クリンチの攻防に。左から連打のエンフオルギル、セビジェーノが詰めるがここも右を差される。離れてすぐにクリンチのエンフオルギルは、セビジェーノが離れると左ハイを繰り出しショートのアッパーへ。ついにボディロックでバックに回ったエンフオルギルが、キムラ狙いのセビジェーノをテイクダウンする。左足を入れ、首を狙うエンフオルギルが背中を伸ばしにかかる。後方からヒザとパンチを顔面に入れたエンフオルギルに対し、セビジェーノは最後に引き込むように背中をつけラウンドが終わった。

最終回、構えを変えるエンフオルギルがワンツーからダブルレッグ。すぐにバックへ。セビジェーノは削られたが、簡単に背中をマットにつける。枕で圧をかけるエンフオルギルは、左を差しあげようとしたセビジェーノからマウントを取りに。すぐに体を捩じって、スクランブル狙いのセビジェーノだが、エンフオルギルが許さずトップをキープしてサイドで抑える。

セビジェーノは左をここも差して立ち上がる。残り2分30秒、エンフオルギルが首相撲からクリンチ、ヒザをボディに入れてコーナーに押し込む。回るが離れることができなかったセビジェーノは左腕を差される。ようやく離れたセビジェーノはダブルレッグで尻もちをつかされ、両足を束ねられる。根負けしたセビジェーノは左腕を背中で捉えられる。

レフェリーが頭を中に入れる際に、腕を抜いたセビジェーノがスイープからスクランブルへ。クリンチを続けたエンフオルギルは、最後に左右のエルボーを入れた。

削り合いを終え、左目の上を大きく腫らしたセビジェーノは両手を挙げたが、敗北を認めているような表情を見せた。結果は3-0でエンフオルギルに凱歌が挙がり、Road to ONEモンゴリア優勝者が、ONE Warriors Seriesフィリピン・ウィナーに勝利した。


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