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【UFC ESPN44】マックス・ホロウェイ、被弾をしないよう攻めるアレンに殴られないよう戦い快勝

<フェザー級/5分5R>
マックス・ホロウェイ(米国)
Def.3-0:49-46.49-46.48-47
アーノルド・アレン(英国)

USAコールが送られるホロウェイは、右インローを蹴られても落ち着いて右ジャブを伸ばす。と、右ローがホロウェイの急所に入り試合が中断。再開後、スイッチを駆使するホロウェイが右から左のワンツーを2度続ける。さらにワンツーからスリーと続けるホロウェイに対し、アレンが左ハイ。ホロウェイも右ハイを繰り出す。アレンは右ジャブに左を合わせ、再び左ハイへ。ボディからワンツーのホロウェイが前に出て右ボディを入れる。

アレンも右ボディを返し、試合の取り合いに。アレンの右ローにフックを放ったホロウェイがワンツー、ハイを下がってかわす。そして右ロングを入れたホロウェイ、左に右を合わせ、右ストレート後に後ろ回し蹴り、さらに右の蹴りを顔面に届かせた。

2R、構えを変えカウンター狙いのホロウェイに対し、アレンが蹴りから崩しに掛かり左オーバーハンド、さらにアンツ―で右を当て、前蹴りを蹴っていく。急ぎ、毎を取り直したホロウェイだが、左に左を合わせれる。拳の交換で、遅れをとるという珍しい状態になったホロウェイは、インローから左を再び受ける。

ジャブの差し合い、右を狙ったアレンにホロウェイが右を入れる。前蹴りから左を当てたアレンだが、ダメージを与える攻撃はなく、ホロウェイが右ミドルを決めた。

3R、拮抗した勝負が続くなかホロウェイがワンツー。アレンが右フック、ホロウェイの左ハイが頭部をかすめる。組みの展開が全くないまま試合は進み、間の取り合いが続く。ホロウェイは左ハイに、左を合わされそうになる。ホロウェイはジャブで試合を制することができず、また強引に前に出ることがないアレンにカウンターもそれほど出せない。

かといって、自ら動く展開も少ない。アレンが先手、そこに攻撃を入れるホロウェイの右ミドルが2発決まる。アレンはパンチの当たりが弱く、ホロウェイの圧が上回るようになってきた。

4R、パ―リングを使って外を取れという指示を受けたアレンは、右に回ったホロウェイに左ハイを狙う。ホロウェイは構えを変え左右に動き、的をしぼらせない。自らの攻撃も右ミドルが中心だが、時折り前に出てワンツーとポイントスコアに抜けはない。アレンは前に出て、ホロウェイが手を出してきたところでパンチや蹴りを繰り出す。と構えを変えたアレンが、蹴り足を掴んで押し込んでいく。

足を抜いたホロウェイが離れ、初回の序盤を除いて組みはないまま試合が進む。と、アレが左をヒットさせる。スピニングバックキックで姿勢を乱したホロウェイが、すぐに立ち上がる。最後にガードの上から右ハイを蹴ったホロウェイ。どう判断するのか、非常に難しい5分が終わった。

最終回、アレンが右を当て、蹴りを交えて前に出る。もう一度左フック、さらに左ストレートをヒットしたアレンが左エルボーを狙う。ヒザをボディに入れ、エルボ―を打つホロウェイ。アレンがどれだけ、手数を増やすことができるか。左で前に出るアレンは、ミドルを蹴られクリンチへ。ケージに押し込まれたホロウェイのプッシュに、アレンが自ら離れる。ワンツーから左ハイ、すぐにもう一度左を見せたアレンが、距離をつめてパンチのコンビへ。その前身を左ジャブで止めに掛かったホロウェイが右ミドルを入れる。

飛び込んで左のアレン、右ミドル後に軸足払いでホロウェイを倒す。すぐにホロウェイが起き上り、アレンは組んでボディロック。バックに回るも、ホロウェイが胸を合わせる。最後はクリンチからアレンが離れて、ヒザ&左エルボーを打ち込む。左フックをホロウェイが打ち返し、アレンのバタついたところで右を当てタイムアップに。

結果、ホロウェイが3-0の判定勝ち。アレンはコールの途中で拍手を送っていた。


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