【Road to UFC2023】上久保&野瀬が出場するバンタム級。未知のファイター揃い、キム・ミンウ級はなし??
【写真】野瀬と対戦するシャオ・ロンは2021年のコンテンダーシリーズでクリスチャン・キニョネスに判定負け。そのキネニョスはUFCで1戦1勝1KO勝ちだ (C)Zuffa/UFC
11日(火・現地時間)、UFCよりRoad to UFC2023の全陣容が発表された。
5月27日(土・同)&28日(日・同)の両日に中国は上海のUFC PIにおいてワンマッチ&1階級ごと4試合✖4大会というフォーマットでRoad to UFC2023は1回戦を実施する。
ここでは野瀬翔平、上久保周哉が出場するバンタム級から、両者の対戦相手と注目選手にスポットを当ててみたい。
昨年に続き出場となる野瀬の初戦相手は、これも昨年と同じ中国人ファイターと戦うことに。去年はUFCアカデミーから2021年にコンテンダーシリーズに挑んだシャオ・ロンと戦うことになった。WLFバンタム級王者だったシャオ・ロン、今回の会場となるUFC PI上海はそのUFCアカデミーの期間に強化練習を受けた場所だ。
野瀬もブーイングの中で試合をすることはないだろうが、シャオ・ロンにとっては勝手知ったるホームで戦う利が少なくともあるかと思われる。
そして待望のRoad to UFC参戦がなった上久保もまた中国人ファイターのバールガン・チィルイイースーと戦うこととなった。
キャリア12勝3敗のチィルイイースーだが、とにかく未知。未知強かどうかも分からない未知の相手だ。最近の試合映像も残っておらず、かなり以前の試合では寝技でほぼ足を効かさない試合をしているモノが確認できたが、これは逆に参考にしない方が良い。上久保は相手云々でなく、自分を貫いて勝利に邁進してほしい。
この他、インドネシアのエプライム・ギンディン、3人目の中国人ファイタ=ダールミス・チャウパスゥイ、インドのラナ・ルドラ・プラタップ・シン等も戦績や試合映像では、実力が図れない選手だ。
そんななか、気になるのは韓国からの出場選手だが、イ・チャンホはフライ級ワンマッチ出場のシンガポール選手=シャン・シンカイに敗れており、甘く見ることはできないが微妙といえば微妙。実績という部分で昨年のキム・ミンウに匹敵する強豪は見当たらないバンタム級だ。