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【UFC285】左フックでまさかのダウンを喫したギャリーが、ソン・ケナンに猛攻&逆転TKO勝ち

<ウェルター級/5分3R>
イアン・ギャリー(アイルランド)
Def.3R4分22秒by TKO
ソン・ケナン(中国)

まず左ジャブを当てたギャリーが、様子を見ながら右カーフを蹴る。ワンツーで前に出たギャリーに対し、ソン・ケナンは左の蹴りを返す。ギャリーはボディから右カーフ、ソン・ケナンの足が流れる。左ハイを見せたギャリーは、急がないがしっかりと攻撃をいれる。カーフで体がよれるソン・ケナンは、腹を殴られ手が出ない。

左右の前蹴りのギャリーは、ジャブからカーフで試合を支配し左ボディフックを決める。直後にソン・ケナンが左フックを決めてダウンを奪う。パウンドを打たれ、背中を譲って立ち上がったギャリーはリカバリーに努めて離れたが、まさかの展開に──インターバル中に「ただ、ラウンドを取られただけ。腹を殴って攻めていたよね」とコーナーに話しかけていた。

2R、ワンツーからカーフを繰り出すギャリーに対し、ソン・ケナンが左ローを蹴る。と、左の蹴りが急所に入ったとソン・ケナンがブレイクを要求する。再開後、ローにソン・ケナンが右を合わせようとする。ギャリーは左ミドル、右前蹴りと関節蹴りを繰り出す。さらに右ハイから右カーフと蹴りを多用するギャリーが、左ジャブを当てる。

ジャブを続けたギャリーは、ソン・ケナンの左フックをかわしてジャブから右ボディへ。飛び込んで右を当て、ボディからカーフを入れたギャリーは、間合いを取り直してワンツーへ。完全にカウンター狙いのソン・ケナンは、前蹴りからジャブ、ボディを被弾する。ギャリーはワンツー、ボディ、関節蹴りと試合を支配し、ヒザ蹴りを腹に突き刺す。ソン・ケナンはスピニングバックキックを見せたが、初回と違いほぼ何もできない5分となった。

最終回、ワンツーから右、パンチを纏めるギャリーがジャブをヒットさせる。ソン・ケナンも左ミドルを蹴り、踏み込んで左を当てる。ギャリーは右カーフ、左ボディ、左目の周りを腫らせたソン・ケナンは近距離でも左を被弾し、手が出せないでケージに詰まるように。跳びヒザから右エルボーのギャリーは左ボディフック、そして顔面にパンチを纏める。

ソン・ケナンは初回にダウンを奪った左をかわされ、ジャブから右ボディ、さらに左から右を打たれる。残り1分、左から右を当て下がったソン・ケナンにヒザ、右ボディ、左フックとパンチを重ねたギャリーは、ついに後方に倒れ亀になったソン・ケナンを殴り続けてTKO勝ちを決めた。


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